などという題にしますと何となくエラそうでございますにゃが、要するに元・明代のひとの筆録したヨタ話を集めたものでございます。
宋と清のひとは考証ごとが好きで、何でもいろいろ調べて書きますが、明のひとはいい加減なひとが多いですから、かなり虚言めいたものが含まれておると思いますよ。
伊世珍「瑯環記」（「瑯嬛記」） 「天女」
于慎行「穀山筆麈」 「豺虎之性」 「済南蒋生」 「甘粛小棺」 「粉黛」 「斬蛇剣等」 「更色」 「大必闍赤」 「雁臣」 「演揲児法」 「西門公子」 「声華勢利」 「契丹用兵」
袁宏道「中郎随筆」 「鬥蟻」 「袁中郎集」 「短信七篇」より「馮其盛」あて 「陶石匱」あて 「孫心易」あて 「袁中郎尺牘」より「世上未有」 「游記」 天目「渓流作声」
衛冰編「枕中秘」 無名氏「閑賞」より「雪」 「元旦」 「夏」 「秋」
王葦菴（錡）「寓圃雑記」 「周伯川」 「沈協」 「楊先生」 「至誠感神」 「石言」 「鬼罵人」 「尤先生」 「昇日南」 「王氏女」
王惲「玉堂嘉話」 「日月径」
王圻等「三才図会」 真西山対聯
王古心「筆録」 「胡蝶装糊」
王言「聖師録」（「虞初新志」所収） 「仁魚」等
王子充「擬連珠編」（「今献彙言」所収） 「太陽未升」 「截牛之角」
王済（君子堂）「日詢手鏡」 「鉄樹開花」
王士性「五岳游草」 「七星洞」
王実甫「西廂記」 「一対小脚」
王逵（達）「蠡海集」 「蚯蚓二竅」等 「蝉近陽・蛩近陰」 「尻神之説」 「絳河」
王同軌「耳談類増」 「唐状元」
王文録「與物伝」 「襄州孤燕」
賈銘「飲食須知」 「獣肉」 「唼腊虫」
郭霄鳳「江湖紀聞」 「石尤風」
還初道人（洪自誠）「新鐫綉像・列仙伝」 「許宣平」
姜南「投甕随筆」 「刮腸洗胃」
金退菴「北征録」 「蚊如蜻蜓」
権衡「庚申外史」 「演揲児法」
吾衍「閒居録」 「有老叟」 「李氏取石」 「孫起岩」 「売字本」 「雷撃帝釈」 「韓風子」 「王総管」
顧起元（太初）「客座贅語」 「念珠歴歴」 「大樹有神」 「竹花結米」 「生平小心」 「内橋象骨」 「人不知兵」 「道人不至」 「尹山人伝」① 「尹山人伝」② 「尹山人伝」③ 「尹山人伝」④
胡居仁「居業録」 「有才気者」
黄煜「碧血録」 「天啓地震」
江盈科「雪濤小説」 「人可教」 「談叢」 「田大年」 「廬山雲」 「談言」 「啖肉道士」 「聞紀」 「入甕不出」 「日月併行」 「馬祖師」 「龍蟄耳中」 「張金箔」 「修尾類狸」
孔斉「至正直記」 「明珠化水」 「好看壊了」 「痛子痛教」 「卜居近水」 「雖至富貴」 「成人不自在」 「浙西婦人」 「金陵兄弟」 「山中九品」 「水向西流」 「天道好還」 「蟷螂捕蝉」 「生果菜」 「宣城木瓜」 「多蓄書巻」 「脱脱采桃」 「出个硬漢」 「神童作詩」
高濂「遵生八牋」 「大小便忌」等
鄺露（字・湛若）「赤雅」 「鬼門関」
施顕卿「奇聞類紀摘抄」 「飛石」 「河中石」 「鍋自鳴」 「貌藍色」 「王氏女」 「石臼相闘」 「異鐘」 「神燈上山」 「董仲頫」
謝肇淛（字・在杭）「五雑組」 「建安水漲」 「揚州鼠」 「徐内使」 「京師花子」 「英雄不易得」 「日蝕論」 「劉麟之」 「武芸十八般」 「白打」 「竈神上天」 「黿不復起」 「五好之人」 「程十四」 「江南豪猪」等 「丞相草書」 「鐘髽髻」 「傀儡鞦韆」
朱国楨「涌幢小品」 「苦蜜」 「蔵氷法」 「帯如何環」 「醒神」 「倭島」 「海銭」
周達観「真臘風土記」 「金塔」 「取胆」
周致中「異域志」 「近仏国」等
祝枝山 「春日酔臥戯效太白」 「祝枝山語怪」 「水宝」 「志怪録」 「呵屍」 「天裂」 「蓮華和尚」 「文秀才」 「白毛生」 「幻術」① 「幻術」② 「董仲頫」
焦竑（澹園）「玉堂叢語」 「交趾使者」 「酒量不敵」 「朝堂審囚」 「杯帽倶堕」 「状元徒行」 「支談」 「僧中夜起」 「火可逃」 「焦氏筆乗」 「酎金律」 「鰒魚貴賤」 「思順沽酒」 「魚龍畏鉄」 「二麦倍収」 「夏氏徳量」 「楽其身治」 「無所不佩」 「鱖魚」
蒋正子「山房随筆」 「林観過」 「劉漫塘」
鍾嗣成「録鬼簿」 「官大用」 「施君美」 「冰壺先生」等 「胡正臣・胡存善」
徐応秋「玉芝堂談薈」 「魔竭魚王」 「人皮」 「無頭人二題」 「蚌蛤大如船」 「人寿」 「北斉彭楽」 「日中王字」 「螺出足」 「黄金易五臓」 「生人掌」 「人黒如漆」 「髑髏変人」 「烏葬婆山」 「二尺方石」 「卞壺」
徐学謨等「萬暦湖広通志」 「海蟾先生」
徐元太「喩林」 「野干鳴」（長阿含経）
沈徳符「萬暦野獲編」 「焚通紀」
辛文房「唐才子伝」 趙叚「江楼旧感」 于武陵 「孟郊」 「杜牧」 「劉廷芝」 「冠鈎於簾」 「王績」 「司空図三宜休」 「李宣古」 「来鵬客死」
睡郷居士序「二刻拍案驚奇」 「牧童児夜夜尊栄」
銭希言「獪園」 「散聖長老」 「生人掌」 「福達移樹」 「太末神巫」 「雷火覆釜」 「羅浮隠者」 「天妃娘娘」 「漁翁夫婦」 「孫道人」 「殺鱓狗報」 「化魚僧」 「王勅道術」① 「王勅道術」② 「王勅道術」③ 「天帝震怒」 「星宿有形」 「討替鬼」 「猿妖」 「落水鬼」 「綵衣小児」 「酔石先生」 「石中兎」 「桃花庵長老」 「児免虎口」 「報冤蛇」 「掌心雷」 「飛剣斬蛟」 「龞中僧侶」 「郭道士」 「無錫凶宅」 「両木匠」 「売薑翁」 「豬無首」 「鬼工毬」 「古長人」 「雷抜去寺」 「三巨目人」 「妄男子」 「鬼陣夜行」 「撃破道士」 「蕃僧有術」 「石妖」 「響仏和尚」
蘇天爵「元朝名臣事略」 「竇文正」
曹藎之「舌華録」 「項王廟」 「抱其股」 「眉公三才」等 「賛寧・楊大年」 「調羹」 「君棋甚佳」 陳眉公「十七令人」 「耿九疇」
張夷令「迂仙別記」（「古今譚概」所収） 「臂我家物」等
張萱「疑耀」 「地下世界」 「胡蝶装糊」 「有余不足」 「何為噴嚏」 「若有廉恥」 「青紙詔」 「復古道士」
長谷真逸「農田余話」 「亀尾十三支」 「盆水裏月影」 「貢院驚喧」
張岱「夜航船」 「江湖紀聞」より「石尤風」
陳鑑 「黄鶴酔翁伝」① 「黄鶴酔翁伝」②
陳沂「拘虚晤言」 「山虚生雲」
陳竹山等「西域蕃国志」 「塞藍」①
陳白沙「陳白沙全集」 「大頭蝦」
陳耀文編「天中記」 「仙伝拾遺」より「五台風穴」 「六気一十八候」 「続斉諧記」より「金人捧剣」 「阮翁仲」
鄭瑄「昨非庵日纂」 「三利三患」 「四以為」 「破家子未大」
唐枢「雑問録」 「鍛錬世事」 「大過可改」 「祥瑞有理」 「海水不溢」
湯顕祖「玉茗堂尺牘」 「宝精神」
陶宗儀「南村輟耕録」 「鄭君輔遭毒」 「西域奇術」 「揚州白菜」 「杭州沈某」 「虎禍」 「木乃伊」 「葉家枯井」 「平江人腊」 「金蓮杯」 「酔太平」 「花山賊」 「孝子伝」 「爐鳴」 「真舌」 「想肉」 「蛙鳴」 「骨咄犀」 「阿誰」 「鎖陽」 「寒号蟲」 「扶箕詩」 「沙魘」 「籠一雄雞」 「胡蝶装糊」 「石敢當」 「連五城」
馬愈「馬氏日鈔」 「石臼相闘」
梅鼎祚「青泥蓮華記」 「李之問」
費信「星槎勝覧」 「取胆」
閔文振「渉異志」 「紅蛇」
馮夢禎「快雪堂漫録」 「蛟化木」 「天開眼」
馮夢龍「古今譚概」 「徐光」 「天帝召歌」 「江泌」 「睡仙」 「大饅頭」等 「雅謔」 「数万毛人」 「鬼有無」 「道学語」 「六字地名」 「恐有後患」 「撃砕僧首」 「唐状元」 「不洗脚」 「性愛古物」 「斬石人」 「魯学士」 「汲桑」 「三災石」 「笑府」 「川字・一字」 「広笑府」 「五百年夫妻」等 「易怒」等 「秋蝉」等 「智嚢」 「張詠三条」 「度牃金」 「久為当死」 「開元寺」 「周新異政」 「吉安老吏」 「北斉書」より「乱者必斬」 「魏元忠」 「竇建徳」 「曹克明」
浮白斎主人（馮夢龍）「雅謔」 「羊裘」
穆希文「蟫史」 「猩々箠血」
楊瑀「山居新話」（山居新語） 「亡猫」 「瞿公度量」 「燈籠燭尽」 「鬻故書」 「能写幾字」 「回回医人」 「夫人大怒」 「狗子好聴」 「一聞異事」 「刀刃銷鑠」 「飛鈔飛銭」
葉子奇「草木子」 「亀耳」 「韓山童」 「鯉・鯢魚・蛤蜊」 「聖燈」 「南人夢」 「拆字術」 「水魚不瞑」 「腸如虵」 「蚯蚓両断」「三党」 「万蚕合併」 「蝦蟇腸」 「天地人同」 「富家正庁」 「元朝法酒」 「以使之然」 「金石至堅」
「草木子余録」「貌藍色」
姚福「青溪暇筆」 「汗青二説」
余継登「典故紀聞」 「城里城外」
李詡「戒庵老人漫筆」 「異物不可食」① 「異物不可食」② 「異物不可食」③ 「蟹背字」 「倭国春画」 「以足代薪」 「療方」 「倒挂鳥」 「倭国婦人」 「才不足観人」 「鰻鱺多少」 「字謎」 「月体」
李兼「異林」 「池水沸騰」 「雷蓬頭」
李贄（卓吾）「焚書」 「梅衡湘答書」 「童心説」
李中馥（鳳石）「原李耳載」 「楼閣無跡」
李東璧「本草綱目」 「芝」 駝鳥 （駝鳥２） 食用蛙 センザンコウ 黄鼠 「松」 ふくろう 「木乃伊」 白花蛇 「スイカ」 「秦艽」 「寒号蟲」 蜃気楼 「麝香」 「鱖魚」
李冶「敬斎古今黈」 「蟹八足」 「孔子父母」
陸粲「庚已編」 「小四房」 「僧腹裂」 「老盗」 「河中石」 「銭化為蛇」 「蝦蟇形」 「説夢」 「厳震直」 「太倉奇案」① 「太倉奇案」② 「盛氏怪」 「楓橋怪石」 「青虎」 「神助状元」 「百雀取脳」 「七総管」 「梁上天医」 「疫癘盛行」
劉基「郁離子」 「九頭鳥」 「叱虎」 「中山猫」 「元石好酒」 「竊糟」 「射道」 「句章野人」 「盗子問天道」 「冥谷之霧」 「采山得菌」 「昭明騶虞」 「非子之任」
劉壎「隠居通議」 「冷道者」 「三真君」 「鬼声」 「豆腐詩」 「謝法曹」 「悪溪・沸海」
劉昌「縣笥瑣探」 「龍闘」
劉西江「霏雪録」 「白虹」
劉侗・于奕正「帝京景物略」 「接玉皇」
劉忭・沈遴奇・沈儆垣「続耳譚」 「王可交」 「劉尚賢」 「善息搏虎」 「騾鬼」 「羊角禅師①」 「羊角禅師②」 「南京石亀」 「発冢異案」 「続断舌」 「米中下水」 「龍墜自空」 「自啖腕肉」 「説夢」 「東陽為倡」 「庚已篇」より「厳震直」 「庚已編」より「太倉奇案」① 「太倉奇案」② 「庚已編」より「盛氏怪」 「五穀樹」 「以墨塗鏡」 「鐘髽髻」 「陳文偉伝」 「赤肚子等」 「火墜旗上」 「応声虫」 「半截里長」 「前扇仍在」 「除柳王神」
林坤「誠斎襍記」 「海人魚」 「臍中水」等 「瘦腰郎」 「権武」
林茂桂編「南北朝新語」 「那得今日」
呂新吾「呻吟語」 「饋一木」
郎仁宝「七修類稿」 「古今人形不同」 「換骨」 「虎歌」 「耽詩成癖」 「一物如金鏡」 「龍睛」 「聴非耳」 「張成」 「鼠報」 「三笑事」 「大蜘蛛」 「沈家魚」 「三伏」 「史之不同」 「三十六雨」 「麒麟」 「真如寺猫」 「双投橋」 「天開眼」 「三脚猫」 「如月之明」 布袋和尚 「仏足蕈」 「水晶」 「托生子」 「梅雨」 「徐国寧」 「陳張飲食」 「苦水井」 「見龍」 「小児出地」 「侊武人」 「八句格言」 「十七字詩」 「陰火」 「南京石亀」 「晏公掣鼈」 「呉日章」
無名氏「神僧伝」 「明恭」 「法安戒虎」 「蜆子和尚」 「異僧志言」 「惟靖非理」 「懐玉」
不明「朝野遺聞」 「大饅頭」等
不明「元史補遺」 「米桶中人」
明人小品集より 陳鑑「黄鶴酔翁伝」① 「黄鶴酔翁伝」② 呉従先「賞心楽事」３「弄風研露」 「賞心楽事」５「斎欲深」 葉秉敬「文字薬序」 「閑賞」より「夏」 「閑賞」より「秋」 明・袁中郎「与孫心易書」 「閑賞」より「中秋」 姚宗典「魚目笑自序」
「今献彙言」（明・高明鳳編） 「擬連珠編」より「太陽未升」 「拘虚晤言」より「山虚生雲」 「擬連珠編」より「截牛之角」
「六十種曲」より 「蕉帛記」より「休管他家」
晩明二十家小品 や
元明事類鈔 も参照ください。
列朝詩集小伝（銭牧斎）・・・明代の詩人たちの小伝
明儒学案（黄宗羲）・・・明代の儒者たちの小伝