少しぐらいなら腐敗しているのが美味いでぶー。
わーいわーい、明日から雪が降るというので、もう会社行かないことにしまーす。明日会社に電話すると怒られるから、黙って休んでしまおう、と。ついでにおそらくこれから半永久的に行かないと思います。うっしっしー。
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明の時代のことですが、温州の太守・文林というひとがある日夢を見た。
自分が誰かに、いくつまで生きられるかを訊ねているのだが、その誰かは、
問孔老人自知之。
孔老人に問いて自ずとこれを知らん。
「孔のじいさんに訊いたら、おのずとわかるであろう」
と答えた・・・・。
翌日起床したところ、吏の一人が、報告しに来た者があると取り次いだ。
先是林命樵人鋸解一木。
先にこれ、林、樵人に一木を鋸解せんことを命ず。
以前、文林が、一本の木をノコギリで挽いて板を作るように命じていた木挽きの者が報告に来たのである。
文林は正堂の席についた。
木挽きの老人が庭に畏まっている。
「おまえはなんという名だったかな」
「孔でございます」
「! そ、そうだったか」
老人適跪白板数、云、五十五片。
老人適跪して板数を白(もう)すに、云う、「五十五片なり」。
老人はきちんと正座して、木から取れた板の数を報告した。
「五十五でございます」
「あ」
文林は声を挙げた。
与文年数正合。為之竦然。
文の年数と正合す。これがために竦然(しゅうぜん)たり。
文の現在の年齢と同じ数だったからである。このため、文は竦み上がってしまった。
「ま、待て、
尚可解乎。
なお解くべきか。
も、もう少し何とかならんのか?」
老人は答えた。
朽腐不堪解。
朽腐せり、解くに堪えず。
「ぼろぼろに腐敗しております。これ以上はどうしようもございません」
「ぎゃ!」
文大不楽、未幾疽発背卒。
文、大いに楽しまず、いまだ幾ばくならずして疽、背に発して卒す。
文太守はたいへんふさぎ込んでしまい、それほど時を置かずして背中にできものができて、死んでしまった。
うわーい。
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「続耳譚」巻四より(もと明・陸粲「庚巳編」巻六に出る話という)。
おいらも日曜日の夜ごとにこんなにふさぎ込んでしまっていては、だんだん弱って来そうである。文太守と年齢同じだし(向こうは数えだろうけど)。