本日は巨大ぶたパンを作ってみた。美味そうである。
今日は比較的いい日であった。夜の会合はオモシロかった。ちょっと食い過ぎましたが。
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明の耿九疇は清廉を以て名のあった官僚でありますが、
嘗臨水坐。
かつて水に臨みて坐す。
あるとき、川のほとりに座っていたことがあった。
多忙な実務の間の閑雅なひとときであったのだろうと思います。
有童子戯其旁。
童子のその傍らに戯むるる有り。
側でどこかのコドモが遊んでいた。
九疇はそのコドモに声をかけた。
此水何清也。
この水、何ぞ清きや。
「この水は本当に清らかじゃなあ」
すると、
童子応曰、尚不及使君之清也。
童子応じて曰く、なお使君の清きに及ばず」と。
そのコドモは答えた。
「知事さまの清廉さにはかないませんでちゅよー」
以上でおしまい。
耿九疇の反応は書かれていないのですが、
A「わはは、そうか、そうか、おまえも大きくなったらひと様にほめられるようになるのだぞ」と喜んでコドモの頭を撫でる。
B「おまえのようなガキにシゴトの苦しみの何がわかるか!」とぶちゅ、とやっつける。
C「シゴトを離れてのどかな時にまでシゴトがらみのこと言うなよなー」と苦笑ともなんともいえない複雑な顔をする。
みなさんなら、どれを選びますか。
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明・曹臣編「舌華録」第十六「穎語」より。「穎語」という範疇に入っているので、チャイナ的にはこの童子のコトバは「智慧の回るコトバ」という評価であるようです。しかし、大人に吹き込まれたか、それとも変に大人びたガキだったのか知らんが、知事さま相手にこんなことが言えるとは、大した肝っ玉である。その厚顔、〇日新聞にも比すべきか。