当たるといいですが
今日は某所で異業種交流。食べ物うまかった。いつまでもこんな日々が続くといいですね。―――と思ったが・・・。
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元・順帝の至正年閨i1341〜1368)、帝は極秘に、宮中へイーラーンの占術士を呼んだ。
「なんの御用でございますか?」
帝、問うに
国修短。
国の修短いかん。
「我が元帝国はいつまで続くか」
占術士、香を焚き水盤を見つめ、なにやら古い呪文を唱えていたが、やがておもむろに云うて曰く、
「御安心めされよ。
国家千秋萬歳、除是日月併行、数始尽耳。
国家千秋万歳なり、かの日・月併行して数始めて尽くるを除くのみ。
帝国に亡ぶ兆しはございませぬ。千年・万年も続きましょう。太陽と月が並んでやってくるときにならねば命運は尽きませぬ」
と。
安心しました。
ところが―――
数年後、赤眉賊の残党が朱元璋のもとで「明」の国号を唱えたとき、順帝は
「日と月が並びやってくるときがきたではないか!」
と大いに驚愕、ただちに大都(ペキン)からモンゴル高原に退却してしまった(至正二十八年(1368))。
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明・江盈科「聞記」より。
永遠に続くシアワセな日々、というのは有り得ないものなのでございましょう。そろそろわたしも(もちろんみなさんも)
木の蔭に結びし汝の家に帰れ
貧乏に帰れ
貧しき衣もて
なほ四時を神とともにあり
いそしみはげめよ (中川一政「聖フランシスの家族」)
という忠告に耳を傾けるべきかも。