あたまいたい。
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寒いですね。
大寒兮小寒、
小僧出山否。
欲啼却克咍、
恐是寒山子。
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本朝・太田南畝「寒山賛」(「檀那山人芸舎集」所収)。
本人の読み下しによれば、
おおさぶ、こさぶ
小僧、山より出づるや否や。
啼かんと欲して却ってよく咍(わら)う、
恐らくはこれ寒山子。
このままで意味は十分わかります、というかわかっても大したことない意味ですが、念のため訳してみます。
「おおさむ、こさむ」と言いながら
山から小僧がやってきたようである。
泣くのかと思ったら笑い出した、
この小僧は「寒い山の子」であろう。
「寒山子」はもちろん、文字どおりの「寒い山の子」に唐の伝説的隠者である寒山・拾得の寒山を掛ける。
昨日から大寒節です。ということはもうすぐあったかくなる。はず。だが・・・