平成23年11月18日(金) 目次へ 前回に戻る
昨日はおちごとで更新できなかったの。二世・肝冷斎は夜のおちごとなの。
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さて、元の時代、丞相のことを
大必闍赤(だい・ひつじゃせき)
と呼んでいたそうなんでちゅ。
この「必闍赤」という称号は、実はモンゴル語ではなくて、
疑今筆者記。
疑うに今の「筆者記」(ひつしゃき)ならん。
思うに、現代(十六世紀・明の時代)でいう「筆者の記述」ということばが訛ったものではなかろうか。
「筆者記」(ひっしゃき)がモンゴル語に入って、これを漢字に音訳するとき「必闍赤」(ひつじゃち)という文字を当てたのではないか。
けだし「文字をつかさどるもの」という意味であれば、丞相の称号としてまことにぴったりではある。
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と、明・于慎行「穀山筆麈」巻十三に書いてありまちた。
二世ちゃんはこれは絶対に違うと思います。ほんとに世の中、こういう一目でウソとわかることを信じているひとがいるので困りますね。・・・え? なんのこと?――て、マルチとか、T○Pで日本が豊かになる、とか・・・。
しかし証拠をあげて反駁しておりますとまたすごい遅い時間になってしまいそうですし、「執拗な変なひと」というイメージを与えてしまってもなんなので、童子は早く寝ないと叱られまちゅし、今日のところは学兄諸氏にこの問題を提示して終わりまちゅね。はやくおとなになりたいなー。