平成25年3月7日(木)  目次へ  前回に戻る

 

久しぶりで飲み会無し。と思ったら帰り際から残業。昼もつらい。明日休みもらえなかった。八方塞がってまいりました。どうしたらいいのか。

そうだ、コドモになっちゃえ。

ぼ〜〜〜ん。もくもくもく・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

おほほー、コドモになりまちたー。

それではコドモのお話をいたしましょう。

南北朝の東魏の時代、高歓という貴族がおりました。この高歓が自分のコドモを集めて、

使各治乱糸。

おのおの乱糸を治めしむ。

それぞれにもつれた糸を解きほぐさせた。

このコドモたちの中に高洋というコドモがおりまして、

独持刀斬之、曰、乱者必須斬。

ひとり刀を持ちてこれを斬り、曰く、「乱るる者は必ずこれを斬るべし」と。

彼だけはナイフを出してもつれた糸を切ってしまった。そして言うに、

「乱をなすような者は必ず斬ってしまわねばならないのでちゅ」

と。

おやじの高歓はこれを見まして、

此児識慮過吾。

この児、識慮吾に過ぎたり。

「この子のおつむはわし以上かも知れぬ」

と喜んだという。

うわーい、かちこいコドモだったのでちゅねー。

高洋は後、高歓の後を継いで相国に進み、さらに東魏の孝静帝(在位534〜550)を廃して自ら帝位に就いた。すなわち北斉の文宣帝(在位551〜559)である。その即位するや当初すこぶる政術に意を用いて内治まり、外には征伐ことごとく勝利した。しかし晩年には功業を自ら誇り、ほしいままに振る舞って淫楽と暴虐甚だしく、その終わりを得なかったという。

オロかな大人になってちまったらちい。

・・・・・・・・・・・・・・・

「北斉書」巻四「文宣帝紀」より。「インラク」ってどんなことかちら。わからないから、いろいろ想像しながら寝ようっと。明日の朝までに世界がホロンでいまちゅように。

 

表紙へ  次へ