平成27年9月2日(水)  目次へ  前回に戻る

あきらめの境地ですにゃあ。人事は尽くしてないけどにゃあ。

こうなったらもうはやく悟ってしまいたいものですにゃあ。

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悟るとこうなるらしいです。

生死与涅槃、 生死と涅槃、

都如昨夢耳。 すべて昨夢のごときのみ。

 生きて死んで、ニルバーナ(涅槃)の世界に入った。

 すべては昨夜の夢のようであったなあ。

覚後笑呵呵、 覚後に笑うこと、呵呵たり、

無彼亦無此。 彼も無く、また此れも無し。

 夢から覚めたいま、呵呵と大笑い。

 あちらでは「あれ」だとか「これ」だとか区別していたんだったなあ。

すばらしい。はやく行きたいです。

ただ、この詩は涅槃の方に行ったあと、ではなく、この世に生きているうちに作った詩だ、というところがちょっと残念。

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元・耶律楚材「房長老に和す」湛然居士文集」巻七より)。

 

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