あきらめの境地ですにゃあ。人事は尽くしてないけどにゃあ。
こうなったらもうはやく悟ってしまいたいものですにゃあ。
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悟るとこうなるらしいです。
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生死与涅槃、 生死と涅槃、
都如昨夢耳。 すべて昨夢のごときのみ。
生きて死んで、ニルバーナ(涅槃)の世界に入った。
すべては昨夜の夢のようであったなあ。
覚後笑呵呵、 覚後に笑うこと、呵呵たり、
無彼亦無此。 彼も無く、また此れも無し。
夢から覚めたいま、呵呵と大笑い。
あちらでは「あれ」だとか「これ」だとか区別していたんだったなあ。
すばらしい。はやく行きたいです。
ただ、この詩は涅槃の方に行ったあと、ではなく、この世に生きているうちに作った詩だ、というところがちょっと残念。
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元・耶律楚材「房長老に和す」(「湛然居士文集」巻七より)。