はやく寝なければ。
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寝る前に少しだけ本を読みます。
倭国婦人不裹足、髪長。
倭国の婦人は足を裹(つつ)まず、髪長し。
倭国の女性は纏足をせず、髪を長く伸ばしている。
ほう。
散披在後、至梢皆剪截極斉。
散披して後に在り、梢に至りてはみな剪截して極めて斉(ひと)し。
(束ねることもなく)ざんばらにして後ろに垂らしており、その先のとこですべてきれいに切りそろえている。
ほうほう。
ここまではよくわかった。ある時代のある階級の日本女性をよく描写しているのであろう。
しかしながら、
服飾有扇子錦。
服飾に扇子錦あり。
身の飾りに「扇子錦」をつけている。
というのである。
「扇子錦」とは如何なるものであろうか。
気になって眠れなくなるといけない、というか、そろそろなってきましたので困ってもう寝ます。
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明・李厚徳「戒庵老人漫筆」巻六より。とりあえず明日もしごとに行きますわ。