明日は立春だ。が、寒いらしいですよ。
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隋の大将軍・権武は勇力絶倫、
能倒投入井、未及泉復躍而出。
よく倒(さか)しまに井に投げ入らるも、いまだ泉に及ばざるにまた躍して出づ。
頭から井戸に投げ入れられても、水面に落ちる前にひょいとひっくり返って、また跳び出してくることができた。
という。
陳を亡ぼして南北を統一するのに大いに功があった。
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以上。
・・・もとは「隋書」本伝(巻65)あたりの記録かと思いますが、今回の引用は元・林坤「誠斎雑記」より。
林坤、字は載卿、儒学を学んで「誠意を以て入道の要訣とす」と悟り、自ら「誠斎」と号す。後、翰林に入るも合わず、冠を掛けて帰郷して、その世に用いられぬを不満に思ってウツウツとして暮らしたひとであるという。多くの著書があるが、その中でこの「雑記」は多く男と女のことを載せるゆえに著作として公表しなかったそうである。(確かに男女の逸話が多いが、エッチなやつは無いのでガッカリである。)
今日の引用は少しもエッチなやつではないのであるが、どう考えてもすごいことのような気がするので特別に掲げた。
明日、早朝出勤。雪が降る、という。わしのような心身ともに弱い者が朝早くから出勤できるものであろうか。ああ、権武ほどの勇力絶倫であれば出勤も出来たであろうものを。ああー、ううー。やる気ないし。