平成26年2月18日(火)  目次へ  前回に戻る

 

中央自動車道が片道一車線づつ再開とのこと。その間に北海道はホワイトアウトだそうですよ。

・・・・そういえば昨日のお昼に天ぷらを食べてしまいました。申し訳ない。辞職しようかな。

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寒いから、越南よりさらに南に行きます。

最近チュウゴクの領土的野心との関係で話題の南シナ海諸国について。(→国際関係についてはこちらも参考)

近仏国

其国人性与禽獣同。在東南海上多野島。

その国の人の性、禽獣と同じ。東南海上に在りて野島多し。

この国のひとの性質はケダモノのようである。南シナ海の東南方面の海中にあり、未開の島嶼多数から成る。

蛮族居之、号麻羅奴。商舶至其国、群起擒之、以巨竹挟而焼食。人頭為食器。父母死、則召親戚撾皷共食其屍肉。非人類比也。

蛮族これに居り、麻羅奴と号す。商舶のその国に至るや群起してこれを擒らえ、巨竹を以て挟みて焼きて食らう。人頭食器と為す。父母死すれば、親戚を召し、皷を撾(う)ちて共にその屍肉を食らう。人類の比にあらず。

土人が住んでおり、マラド族といわれる。貿易船がその国に行くと、やつらは群れを成して船を掠奪し、船員や商人を巨大な竹ではさんで、火であぶって食ってしまうのである。彼らの食器は人の頭がい骨である。父母が死ぬと親戚一同を集め、皮の太鼓をどんどこ叩きながら、死者の死体をみんなで食べてしまう。ニンゲンの類とは言い難い。

あまりに残虐なので「日本鬼子」かと思いましたが方角が違いますね。

馬羅国(マレー?)

出異宝、生頭香。即西戎之国其方多出宝物、人至醜悪可畏。

異宝を出だし、頭香を生ず。即ち西戎の国は、その方多く宝物を出だすも、人は至りて醜悪にして畏るべし。

不思議な宝物を産出する。頭香という香料を生産する。西の涯の国というのは、産物として宝物を輸出するが、その地方の人間はすっごく醜悪でイヤになるほどである。

どういう姿をしているのか、見てみたくなりますね。

印都丹(ヒンドスタン?)

其人身黒色、地熱無雲。出仏之処。其国人多奉仏、而少有慈心。風土故也。

その人、身黒色、地熱にして雲無し。出仏の処なり。その国の人、多く仏を奉ずるも、慈心有ること少なし。風土の故なり。

その地の人は体が黒い。土地は暑熱にして雲さえ無い。ブッダの出身地である。その国の人はブッダを信仰する人が多いが、慈しみの心のある人は少ない。風土のしからしむるところであろう。

「雲が無い」のは乾季があることを言っているのカモ。仏教を信仰しながら慈悲の心が無い、とは怪しからんですね。

黒暗国

地産犀牛。与回鶻同。即南海中回回也。未嘗入中国。其俗皆与西洋同。

地は犀牛を産す。回鶻(かいこつ)と同じ。即ち南海中の回回なり。いまだかつて中国に入らず。その俗みな西洋と同じ。

この地はサイを産出する。(文化などは)ウイグルと同じである。要するに南海方面のウイグル族である。これまでチュウゴクに使いを送ってきたことがない。その風俗は西洋国と同じ。

ここでいう「西洋」は南シナ海から西南にあるサンゴを産出する国のことである。この国の人は至って富む、といわれる。

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元・周致中「異域志」巻上より。

ほかにも紹介したいけど寒くて手が凍えてきたので本日はここまで。怪しからん国が多いですね。チュウ○文明で一掃してやらねばならんカモなあ。

 

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