身の回りにインフルのひとが出てまいりました。おいらも明日ぐらいに発症じゃないかな。
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唐の時代、浙江・華陰県の七級趙村という村でのこと。
この村は両側に高い山が迫った谷底にあり、村道は谷川と並行していたが、一か所だけ川を渡るところに、むかし村人らが掛けた小さな橋があったのである。
有村正常夜渡橋。
村正の常に夜、橋を渡る有り。
村長は寄合などもあって、よくこの橋を夜に入ってから渡ることがあった。
村長(「村正」)は納税・一般行政のほか治安も掌るので、武芸にも秀でた者があたるならわしであった。
ある晩、村長はこの橋の上で、
見群小児聚火為戯。
群小児の火に聚まりて戯れを為すを見る。
何人ものコドモが、たき火のまわりに集まって遊んでいるのを見た。
「夜になっても遊んでいるのはどこの子じゃ・・・」
とよくよく見るが、遠目とはいえ一人も見知った子がいない。
「ふむ・・・」
村長は
知其魅。
その魅たるを知る。
妖霊たちであろうことを察知した。
黙って、山村のひととして常日頃手放さぬ弓を持ちかえ、矢をつがえて、「ひょう」とばかりに
射之。
これを射る。
たき火に向かって矢を射こんだ。
!
若中木声、火即滅。
木に中するがごとき声して、火は即ち滅す。
「ぼこん」
木に当たったような音がして、火は突如消えた。
そして、暗闇の中から、物が擦り合わさったときのようなきいきい声で、
射著我阿連頭。
我が阿連の頭に射著せり。
「お連ちゃんの頭にあたったよ〜〜〜」
と言うのが聞こえた。
村長、橋上に駆け寄り、火をともして照らし出したところ、
見破車輪六七片。有頭杪尚銜其箭者。
破車輪の六七片を見たり。頭杪(とうびょう)になおその箭を銜(ふく)むもの有りき。
壊れた車輪が六、七個、転がっているのであった。その中の一つは、いただきのところに矢が突き刺さっていたのである。
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以上。唐・段成式「酉陽雑俎」より。
愛らしいコドモたちと見えたものは違うモノだったんですねー。そういえば、ゲンダイのべーとーべん? N○K、朝○をはじめマスコミも評論家も音楽のスキなひとも、みんな違うモノを見て「すばらしい!」と言いまくってきた。それが・・・。あまりの痛快さに旧石器ねつ造事件以来、久しぶりで腹を抱えて笑ってちまいまちたね。
ちなみに正直に言いますと、実はこの肝冷斎もゴーストライターが書いているのです。したがって本HPは肝冷斎が書いているのではありませんよ。だいたいおいらのようなコドモが、毎日毎日宿題に苦しみながらこんなに更新できるはずが無いではありませんか。
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はあ? 昨日の答え? 昨日書いたゴーストライターに訊いてくださいよ。・・・と、昨日のひとのメモが残っているな。
えー、答え合わせです。清・陸次雲「八紘譯史」巻一によりますと、
(問1)@唆剌(ソ・ラッ)→「天」 A 只(チィ)→「地」 B非禄(フィ・ロク(ひる))→「日」 C読急(ツ・キュ)→「月」 D乃乃子(ナ・ナ・ツ)→「七」 E个个乃子(カ・カ・ナ・ツ)→「九」
(問2)この国の有名な山は「阿蘇山」。(「富士山」じゃないのか、といわれても、こう書いてあるのだからしようがない)
(問3)「如意宝珠」は「魚の目」。 参考(になるかどうか・・・)→「水晶」
「そんなの誰も興味ないから答え合わせなんかいいよ」
「期待されていると思っていたのか。ほんとうに自意識過剰なやつだぜ」
「人間として幼いのよ」
などなど・・・とみなさまの御批判、矢のごとく降り注ぎます。が、すべてゴーストライターのやっていること。おいらを批判されても困りますねー。