3月から食事量を減らしているので、いつもいつもハラ減って低血糖気味なのです。なのに、体重だけはまた増える。もう心不全で苦しいのに、その上に増えるんです。全く理解できない。
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明の大文人・王世貞(←1526〜1590.弇州山人、鳳洲と号す。後七子の一人。彼の「詩は盛唐」の説は、我が国の江戸文学にも大きな影響を及ぼした)によりますと、
河南副使の某は、ある日、地元の有力者(「豪紳」)の家の宴会に呼ばれ、たらふく食うたのだそうである。
帰酔飽甚。
帰りて酔飽すること甚だし。
家に帰ってきた後も、たいへん酔っており、また腹いっぱいな様子であった。
ところが、しばらくすると家人を呼び出し、
「腹が減った」
と言い出した。
家人が
「有力者の家でたらふく飲み食いしたのではありませんか」
と言い返すと、
「ほかのものを食ってはもったいないと思い、とにかく肉ばかり食っていたのだ。
肉雖多、不使勝食気。
肉多しといえども、食気に勝(た)えしめず。
肉はたくさん食ったが、どうも腹ごたえが無い」
そして、
有米乎。
米有りや。
「コメは無いか」
と言い、自ら厨房を探して、
量之得五升、作飯、噉至尽、乃就枕。
これを量りて五升を得、飯と作して、噉(くら)いて尽くすに至り、すなわち就枕せり。
五升のコメを探し出し、これを飯に炊かせ、すべて食べつくしてから、ようやく寝た。
そうである。
王世貞は自分の文集の中で、このことを近来まれな壮挙として称賛している。
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清・姚之駰「元明事類鈔」巻三十一より。
若いころなら飯の五升ぐらい食えたかも・・・。今はこんなに我慢しているのに、若い時と同じぐらい肥っているのである。無念だ。