「ここで会ったが百年目、おまえにはもう未来はないのニャ!」「そうでちゅか、それはそれは」
最近はもうあんまり未来のこと考えなくていいので楽だなあ。
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清の鍾元先生・孫奇峰があるとき壁に書き付けた言葉―――
人生最繋恋者過去。
人生、最も繋恋するは、過去なり。
おまえがいつも、いちばん気になって惹きつけられているのは、過ぎ去ったことだろう。
最希冀者未来。
最も希冀するは、未来なり。
いちばん何とかならないかと希望をつないでいるのは、これから先のことだろう。
そのくせに、
最悠忽者現在。
最も悠忽なるは、現在なり。
いちばんぼんやりとゆるがせにしてしまっているのが、今このときのことではないのか。
なんだそうです。
此三語、真世人薬石也。
この三語は、真に世人の薬石なり。
「薬石」はクスリと鍼治療の鍼石のこと。要するに治療法です。
以上の三行のコトバこそ、まことに、世間のみなさんがまっとうになるための治療薬であるといえよう。
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清・梁紹壬「両般秋雨盦随筆」巻五より。わたしは効かないみたいですが、もう治っているからだと思うんで、みなさんには効くんじゃないかなあ。
本日は短いのですが、PCが少し動いては止まる、動いては止まる、するので、すごい深夜になってしまいました。もうここまでじゃ。