なすおやじの農園に転職して、一日大根三本ぐらいを抜く程度の能率の低い労働をしつつ五人前ぐらい食べていたころのぶた農夫。心無しかさらに体重が増えているようである。
週末の解放感で、また暴食。それも粉モノである。一週間で3キロ増えたのだ。もう水ぶくれ状態である。
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晋代のことなんです。
衛瓘、字・伯玉が尚書令であったとき、部下の楽廣が多くの名士たちと清談に耽っているようすを見て、
奇之、曰、自昔諸人没已来、常恐微言将絶。今乃復聞斯言于君矣。
これを奇として、曰く、「昔(いにし)への諸人没してより已来、常に恐る微言のまさに絶せんとするを。今すなわちまたこの言を君に聞けり」と。
たいへん感心し、その手をとるようにして言った。
「わしが若いころの先輩方が亡くなってからは、もう世界の秘密に言い及んだようなコトバは聴けなくなるものだと思って憂えておった。今、そのようなコトバをまた、おまえさんから聞けるとはなあ」
それから
命子弟造之、曰、此人、人之水鏡也。見之若撥雲睹青天。
子弟に命じてこれに造(いた)らしめ、曰く、「この人、人の水鏡なり。これを見れば雲を撥(ひら)き青天を睹(み)るがごとし」と。
一族の若いものを呼び集めて、楽廣に面会させて、言った。
「このひとは、ニンゲンでありながら鏡のように清らかな水みたいな人である。この人と会っていれば、雲が開かれて青い空が見えてくるような、そんな爽快な気持ちになれるのだぞ」
と。
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おいらも水ぶくれでは無く水鏡のような人となりたかったものである。いや、人ではなくぶたでぶが。