じゃがおやじ農場をクビになった。それで開放感でいっぱいになったのかもしれない・・・
昨日はひどい目に遭いました。いやほんと、立てないぐらいになったんです。
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今日はなんとか起き上がって、托鉢に出かけた。
乞食入城市、 乞食して城市に入り、
路逢一老翁。 路に一老翁に逢えり。
托鉢しに町なかに行ったら、
路上でじじいに出会った。
問我師何事、 我に問う、「師、何事ぞ、
住彼白雲峰。 かの白雲峰に住める」
わしに向かってじじい言う、「和尚はどうして
あの白い雲のかかる高い山中に棲んでおるのじゃな?」
我問子何事、 我は問う、「子、何事ぞ、
住此紅塵中。 この紅塵の中に住める」
わしはじじいに向かって言った、「おまえさんこそどうして
この赤茶けた塵の立ちこめる繁華街に棲んでおられるのかな?」
「いっひっひ」
「うっしっし」
欲答両不道、 答えんと欲して両つながら道(い)わざるに、
夢破五更鐘。 夢は破れたり、五更の鐘。
お互い答えようとして、しかしまだコトバにならない―――
というところで、夜明けの鐘が鳴り響き、わしは夢から醒めたのじゃった。
おしまい。なんと、この詩は夢落ちでした。そうか、わしはまだ昨日の飲み会のお酒が残っていて、部屋で寝ていて、夢をみていたのか。しかもよく考えたら托鉢僧ではなくて、まだただの社会人だった時代のままであった。
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大愚良寛「夢中問答」詩。さらに目覚めたらまだ明日一日平日とは・・・、おっとマズイ、これではわしがニンゲンのように見えてしまうわい。
ちがうのでぶー、わしはぶたなのでぶー。ぶただから出勤しないのでぶー。