休みには、万座毛へみなきてくだシーサー。
昼間は暑いぐらいでしたが、夜は寒かった。休日で楽しく過ごしました。おきなわに行く力は無いので東京都内でしたが。いずれにせよ明日はもう世俗に戻らねばならんのじゃなあ。
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流水孤村八九家、 流水 孤村八九家、
紅桃無数照晴沙。 紅桃無数に晴沙を照らす。
川べりの小さな村は、人家八戸か九戸ぐらいであろうか。
赤い桃の花が数えきれないほど、白い川砂に照り映えているなあ。
よいしょ。
竿をさして小舟がふらふらやってきた。老いた漁師の操る舟である。
漁翁亦是多情致、 漁翁またこれ情致多く、
不罩游魚罩落花。 游魚を罩せず、落花を罩す。
「罩」(トウ)は「かご」「かごに入れる」。
漁師のじじいも実はやっぱりよく風趣を解する人柄で、
びくに入れるのは川魚ではなく―――花びらばかり。
みたいな一日だったなあ。
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長谷川秋水「桃花流水」詩(「明治二百五十家絶句」より)。のどかな週末を終えてまた週が始まりますが、今週はほんとに開戦とかあるのかなあ。
長谷川秋水は名を方省といい、山口・長門のひとであるそうです。