ぶた漁師に連れられて行くと・・・
一昨日が最後の更新にはならなかったみたいです。しかし明日は平日。もうダメだー。おれはおしまいだー。
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ぶた漁師とともにかなり幻想的なところに来てしまった。
嬴顛劉起両何如。 嬴(えい)顛(ころ)び劉起こるも、両(ふたつ)ながら何如(いかん)。
春満桃源伴老漁。 春満ちて桃源に老漁を伴えり。
嬴氏の秦がひっくり返り、劉氏の漢が建国したが、いまやどちらもどうなってしまったやら。
春らんまんの時節、桃源郷(のようなところ)に、老漁師とともにやってきた。
いまは陶淵明の生きていた「晋」の時代、という見立て。
如此花明水流処、 かくの如き花明るく水流るる処、
可無秦火以前書。 秦火以前の書の無かるべけんや。
こんなふうに花がきらきらと輝き、水がさらさらと流れるところには、
秦が焚書で焼いてしまったという超古代の書物が遺っていないはずがないであろう。
ぶー。これはぶた王国か? →実際はここ
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西岡宜軒「桃花流水図」詩(「明治二百五十家絶句」所収)。そんなすばらしいところに「書物を読むひと」なんているはずない、と思うのですが・・・。
西岡宜軒は名を逾明、字を子学と称し、佐賀のひと、明治に入って函館控訴院長、大審院判事を務める。書家としても名高い・・・ひとなんだそうです。経歴見ると、かなりこわそうな感じですね。