平成29年3月14日(火)  目次へ  前回に戻る

自然科学的にはカメがアンコウやカニの指示を受けることはありえない。

今週もだいぶん経過した・・・と思ったのに、まだ火曜日だったとは。五日に一回ぐらい土日があるといいのですが、七日もあるからなあ。

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今日はぱらぱらと雨降ってましたが、夕方ぐらいからあがって、しかし少し冷えてきた。三寒四温という季節であるから、寒かったり暖かくなったりするのである。

太平之日、五日一風、十日一雨。

太平の日には、五日に一たび風し、十日に一たび雨す。

(政治的に)おだやかな時代には、五日に一回ぐらい風が吹き、十日に一回ぐらい雨が降るものだ。

そして、

風不鳴條、雨不破塊。

風は條(えだ)を鳴らさず、雨は塊を破らす。

その風は樹々の枝を鳴らすほどには強く吹かず、その雨は土のかたまりを砕くほどには強く降らない。

かくして適度な風と雨がありまして、万物は育つのでございます。

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後漢・王充「論衡」是応篇より。

王充は前漢の時代に一世を風靡した「天人相関・災異説」(人間世界で間違ったことがあると災害や天文の異変などが起こり、逆に災害や異変が起こると人間世界にもそれに相応した変動が起こる、とする世界観)を否定するために、今日から見て科学的に常識的なことをたくさん言っております。ただし、それは科学のために言っているんではなくて、何らかの天災地変があると、災異説によって対立党派を攻撃することができる、という政治構造を改めようとした政治的な主張である点、要注意。

 

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