もうダメだ〜。
暑いので夏バテしてきました。暑いので冷房かけて寝たので夏風邪を引いたようです。食欲はなんとなく無いのですが体重はどんどん増えてきます。もうどうしたらいいのかわからん。
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昼間は暑くてもしようがないが、一雨ぐらい来てほしいもんですね。
細水幽花小々亭。 細水と幽花あり、小々亭。
詩人佇興倚窗櫺。 詩人、佇興(ちょこう)して窗櫺(そうれん)に倚る。
小川が流れております。目立たない花が咲いております。この小さな小さな二階建てのあずまやの側に。
詩人(であるわたし)は、つと立ち上がって、窓の連子(れんじ)にもたれて佇んでいる。
雨痕涼入庭前竹、 雨痕に涼は入る、庭前の竹、
一陣清風一点蛍。 一陣の清風、一点の蛍。
雨のあとのしるしに、涼しさが庭先の竹から入りこんできた、
一吹きのすがすがしい風と、一匹のホタルの光のすがたで。
ひっひっひ。こんな素敵な夏の宵に、「詩人」が一人ぽっちということはありますまい。
紫陽花(あぢさゐ)や身持ちよからぬ庵(いほ)の主
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おいらも耽美したいなあ。
↑は荷風散人・永井壮吉「丁卯夏日」絶句。丁卯年は昭和二年(1927)です。俳句も同年の作。もう89年も前の夏のことなんです。こんな美しい夏の日の過ごし方を、われら日本びとが忘れてしまってもう思い出せなくなっているのもムベなるかな。
蟾蜍(ひき)ばかり迎へに出たり石の上