ついに居たたまれず、旅に出ることになりそうでぶ。また名前を変えて・・・。
今日はついに○○○○署に電話して、のどを押さえて声を換えて
「アノネ、コノ会社ネ、コドモ働カセテルンダヨネ」
と訴えてみた。
「ほんとですか。へー、酷使されてるんだ・・・」
と○○○○署の人は明日にでも検査に来てくれるでしょう。うっしっし。○○○○署のひとに叱られて、お偉方が困っている顔が目に浮かぶぜ。
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おえら方コワいからどこかの山中に逃げてしまおうかな・・・。
焚香倚枕、人事都尽、夢境未来。
香を焚きて枕に倚り、人事すべて尽くるも夢境いまだ来たらず。
お香を焚き、枕に寄りかかって、人間世界のことはほとんど忘れてしまうが、一方まだ眠って夢の世界には入りきっていない。
という状態があります。
僕于此時、可名臥隠。
僕、この時において、「臥隠」(がいん)と名づくべし。
おいらは、このような状態においては、「寝ている隠者」と呼ばれるべきかも知れません。
こんな状態があるのですから、
便覚鑿坏住山煩。
すなわち覚ゆ、坏(はい)を鑿ち山に住むの煩なるを。
そこで思いますに、土塀に穴を空けたり、わざわざ山中まで行って暮らすのもめんどくさいなあ、と。
ベッドの中でじっとしている方がいいように、思うんです。
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明・陳継儒「巌棲幽事」より。
そうかあ。山中に逃げ込まなくても、布団の中でごろごろしている方がいいのかも。携帯電話には出ないことにして・・・。
ところで「坏を鑿つ」(土塀に穴を空ける)というのはどういうことなんでしょうか。
「淮南子」巻十一「斉俗篇」に曰く、
戦国のころ、魯の国に顔闔(がんごう)という隠者がいた。そのウワサを聞いて、
魯君欲相之、而不肯。
魯君、これを相とせんと欲するも、肯んぜず。
魯の殿さまは彼を宰相にしようと思ったが、彼の方は承諾しなかった。
魯君は自ら説得しようとして、
使人以幣先焉、鑿坏而遁之。
人をして幣を以て先んぜしむるに、坏(はい)を鑿ちてこれを遁る。
使者を先立ててまず贈り物を届けさせ、その後から顔の家に入り込もうとしたところ、顔闔は裏の土塀に穴を空けて、そこから逃げ出してしまった。
この故事が「顔闔鑿坏」あるいは「鑿坏」といって世を逃れることをいう成語のもとになっております。「坏」は「培」(ホウ)とも書き、家の裏側の土塀のことだそうでちゅ。