「春になると冬眠から覚めなければいけないのがめんどくさいお」
本日は大寒なり。あと二週間ぐらいは厳しい寒さとなるのであろう。
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「大寒」は二十四節気の一ですが、チャイナでは古くからこれをさらに細分化した「七十二候」というのがございます。一年365日を72で分けるのですから、「一候」は五日ぐらいの長さになり、これぐらいの期間で季節の変化を現わそう、というかなり積極的な取り組みと申せましょう。
「礼記・月令」に拠って「大寒」からしばらくの「候」を挙げてみます。果たしてホントにこんなふうに季節が変わっていくかな?
(大寒)
雞乳 1月21日 「乳」は「育」なり。ニワトリが育ち始める。
征鳥q疾 26日 タカやハヤブサのような猛禽がすばやく空をかけめぐる。
水澤腹堅 31日 水面は太陽暦11月の「立冬」のころから凍り始めるのですが、この時期は水中深く「水の腹」まで固く凍る。
(立春)
東風解凍 2月 5日 南東方向からの風が吹き始め、氷が少し溶けはじめる。
蟄虫始振 10日 冬眠中のヘビなどが地中で少し動き始める。
魚渉負氷 15日 水底に沈んでいた魚が、表面の氷の下まで浮き上がってくる。
(雨水)
獺祭魚 20日 カワウソが魚を捕らえて岸に置きはじめる(その姿が天を祭っているように見えるのである)。
候雁北 25日 カリが北に帰り始める。
草木萌動 3月 2日 草や木が萌えはじめる。
(啓蟄)
桃始華 7日 モモの花が咲く。
倉庚鳴 12日 ウグイスが鳴き始める。
鷹化為鳩 17日 タカがハトに変化する。(←ホントに?)
(春分)
玄鳥至 21日 ツバクラメが帰ってくる。
雷乃発声 26日 はじめてカミナリの音が聴こえる。
始電 31日 はじめてイナビカリが見える。
(清明)
桐始華 4月 5日 桐の花が咲く。
田鼠化為鶉 10日 イタチがウズラに変化する。(←ホントに?)
虹始見 15日 空に雨上がりの虹が見え始める。
(穀雨)
萍始生 20日 うきくさが水面を覆い始める。
鳴鳩払其羽 25日 ハトが鳴き空に向かって飛び上がる。
戴勝降於桑 30日 頭に冠毛の生えた鳥が桑の木に降りてくる。カイコの幼虫が生まれる季節。
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わーい、ここまで来たらゴールデンウィークでちゅー。