平成24年3月27日(火)  目次へ  前回に戻る

 

まだ火曜日か・・・。

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法学の勉強をするよー。

@   甲には子が無かったので、道端で拾った乙を養って己れの子とした。

及乙長、有罪殺人。以状語甲、甲蔵匿乙。

乙、長ずるに及びて殺人の罪あり。状を以て甲に語るに、甲、乙を蔵匿す。

乙は成長の後、人を殺して追われることになってしまった。乙は甲に事情を話すと、甲は乙を匿った。

その後、乙は司直の手で逮捕されました。

このとき、甲は何等かの罪に問われるか。

A   乙は甲の子であったが、甲は乙を丙に与え、乙は丙に育てられて成長した。

ところが、

甲因酒色、謂乙、汝是吾子。乙怒杖甲二十。

甲、酒色によるて乙に謂うに、汝はこれ吾が子なり。乙、怒りて甲を杖すること二十。

甲は、酒と女に使うため、乙に対して「おまえはわしの子じゃ」と金銭の無心をした。乙は怒って、甲を杖で二十打ち据えた。

甲は憤りにたえず、乙を父に暴力をふるった咎で地方官に訴え出た。

乙は何等かの罪に問われるか。

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「考えるのいやですわ」

と言わずに考えてみなければなりません。これらは、漢の武帝が裁定に悩み、廷尉(特別検察官)の張湯を遣わして、なんと、なんと、大儒・董仲舒さまにご諮問になった問題なのですぞー!

董仲舒さまのお答えは右のとおり。→

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本日、都内某所で杉良太郎さんを間近で見た。ありがたい。杉さんは明日、メジャーの開幕戦で「君が代」を歌うのだというぞ。「星条旗よ永遠なれ」ではなくて「君が代」だぞー!日本野球界はいよいよ「四面楚歌」(←本来のかたちで)たるを免れ得ぬ。

 

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