平成22年9月5日(日)  目次へ  前回に戻る

本日は横浜市歴史博物館にて鷲塚隆氏による「街頭紙芝居」公演を観覧する。飯塚でも筑豊地区の紙芝居について知識を仕入れてきたわしであるが、紙芝居師の実演を見聞するのは初めてのこと。結果、自らの芸が間違っていなかったことがわかりました。なお、合わせて「大紙芝居展」を見学。「まぼろし探偵」と「まぼろし探偵長」、「快傑ハリマオ」と「快男児ハリマオ」の違いに思いをめぐらしたりした。今日が最終日でしたからね。行かなかったやつは一生このことを知らずに生きていくんだなあ、と思うと、このことを知りえた自分が本当に誇らしく、また、選ばれたモノの歓びと悲哀を感じる。

以下、あんまり関係ないのですが・・・

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唐の羽林将軍・元楷という者、

三代告密得官。

三代告密して官を得。

三代にわたって密告のほうびに官職をもろうたという家柄のひとであった。

楷の息子の彦瑋という者、彼もまた劉誠之の謀叛(計画)を密告した功績で侍御(御使の侍郎。最高検検事というべきか)の官職を得た。

ところが、先天二年(713)七月三日のこと、密告する者があって

楷以反逆誅。

楷、反逆を以て誅さる。

元楷は反逆を企てたとの疑いで、死刑に処せられた。

その一族は嶺南(広州)に散り散りに配流されて重労働に就かされ、彦瑋もいずこか知れぬところでほとんど飢餓のために死んだということである。

まことに

積悪之家、必有余殃也。

積悪の家には必ず余殃(よおう)有るなり。

悪事を重ねてきた家には、必ず予測できなかったわざわいがあるものですなあ。

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「朝野僉載」より(「太平広記」所収)。仲間を裏切って密告するのはマズいですよね。誰のことを言っている、というわけではないですが・・・。

積善之家、必有余慶。積悪之家、必有余殃。

積善の家には必ず余慶あり。積悪の家には必ず余殃あり。

善事を重ねてきた家には必ず予定していなかったよろこびごとが起こるものであり、悪事を重ねてきた家には必ず予測していなかったわざわいがあるものじゃ。

とは、「易・文言伝」のことばである。

ただし、現代の我々と「家」の観念がだいぶ違うから、あまり参考にはならないと思います。アラヤ識の種の方が問題。

 

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