最近、どうやってお金を稼いでいこうか日夜考えております。デフレ下でもやっていけることはあるのではないだろうか。
・・・と、おお。ヒントになりそうな記述がありましたぞ。
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紹聖二年(宋・哲宗の年号。1095)五月九日のことである。
都・開封の相国寺門前に、一人の道士が露店を出して、
諸禁方(もろもろの禁方)
を売っていた。
「禁方」の「禁」は「おまじない」の意。「禁方」というのは、封書の上に「○○方」(=○○する方法)と書いてあって、封じられた中に、○○ができるようになる呪文やまじないの方法が書かれた紙が入っている、という仕組みになっている「お守り兼指南書」のようなものです。
「さあ、迷えるみなさまに人生を指南するありがたい「禁方」だ。買った、買った」
その「禁方」の中に、封書の上に
賭銭不輸方(賭銭、輸せざるの方)
「賭け金が減らない方法」
と書かれたものがあった。
ある富家の若者が意を決して、千金(とにかく大金)を以てこれを買った。
帰って、封を開いて中を見るに、
○○○○
と書いてあった、ということだ。
もちろん、翌日にはもう道士の姿は相国寺から消えていた。
道人亦善鬻術矣、戯語得千金。
道人また鬻術を善くするかな、戯語して千金を得たり。
この道士さまは、(ほかの術は知りませんが)ものを売る術にもすぐれておられたものじゃなあ。おふざけの言葉で千金を得たのだから。
しかもまた、
未嘗欺少年也。
いまだかつて少年を欺かず。
決してその若者をだましたわけでもないしなあ。
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宋・蘇東坡「東坡志林」巻二より。東坡肉(トンポールー)を発明したほどの大賢者・東坡居士が言っていることですから、ウソであるはずがない。しかしながら、○○○○は、知らない方がいいですよ。・・・でも、どうしても知りたいひとはこちらへどうぞ。→○○○○