令和2年2月9日(日)  目次へ  前回に戻る

ハニワの絵を描くとうれしいなあ。知恵はわかないけど心の泉によろこび湧く。

今日も寒いです。今日もすごいまるい月が出ていた。

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昨日も出てきた張詠さま、こんなことも言っていたそうです。

事君者、   君に事うる者は、

廉不言貧、  廉にして貧を言わず、

勤不言苦、  勤にして苦を言わず、

忠不言己効、 忠にして己れの効を言わず、

公不言己能。 公にして己れの能を言わざれ。

主君をいただいて宮仕えするならば、

清廉にしろ。貧乏だと文句を言うな。

勤勉にしろ。苦しいと文句を言うな。

まごころを持って働け。あれやこれやは自分の功績だと言うな。

公平公正にしろ。自分はあれとこれができると宣伝するな。

以上ができるようなら、

斯可以事君矣。

すなわち以て君に事うべし。

やっと主君のためにシゴトができる状態である。

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南宋・朱晦庵「宋名臣言行録」より。シゴトの前にこれだけのことができないといけないらしいのだ、

こんなことも言ってます。

大小之事、皆須用智。

大小の事、皆智を用うべし。

でかいこともちいさいことも、何にでも知恵を絞って取り組むことじゃな。

何故とならば、

智猶水也。不流則腐。

智はなお水のごときなり。流れざればすなわち腐る。

知恵というのは水みたいなものじゃからな。流れずに一か所に澱んでいたら、腐ってしまう。

凡百不用智、臨大事之際、寧有智来。

凡百(ぼんぴゃく)に智を用いざれば、大事の際に臨みて、いずくよりか智の来たるあらん。

どんなことにも知恵を絞っていなければ、本当に大きな仕事をせねばならない時になって、いったいどこから知恵が湧いてくるというのか。

まことにおっしゃるとおりで、もう長くいい加減でやっているんで、今になっては絞ったって出ないんです。

 

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