コブンのひよこどもを引き連れて、領地を見回る巨大ニワトリさまだ。この地に一身を容れさせていただくならば、恭順の意を表しなければならぬ。
今日も寒かった。外で寝るのはまだツラい。
・・・・・・・・・・・・・・
けしからんことに、
衣は軽きを著、温(あたた)かにして外人の目を照らさんことを思ひ、食は味ひを厚うして美食足りて飽かんことを思ひ、住所は広く安からんことを求む。
軽い生地の服を着て、暖かくかつ他人の目にかっこよく映ろうとする。
濃厚な味の美味いものを、腹いっぱいになるまで食べようとする。
広くて楽のできるところに住もうとする。
すべて此の三に依りて、偽り多くして世に諂ふは何事ぞや。
みんな、この三つの欲望によって、いろんなうそいつわりを行い、世間様にへつらって生きることになってしまうのは、どういうことじゃ?
ということで、次のように唱えながら生きていきましょう。
食以継命為理、 食は命を継ぐを以て理と為し、
衣以禦寒為理、 衣は寒きを禦ぐを以て理と為し、
住処以容一身為理。住処は一身を容るるを以て理と為す。
何求軽求厚求安乎。何ぞ軽きを求め厚きを求め安きを求めんや。
食べ物は、生きていければそれでいいではないか。
着るものは、寒さを防げればそれでいいではないか。
住むところは、身一つが入ればそれでいいではないか。
どうして軽いもの、濃厚なもの、安楽な場所を求めるのか。
と、沢庵和尚も言っておられます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「東海夜話」上巻より。食べ物だけは、美食でなくても腹いっぱいがいいですけど、あとの二つは賛同します。