ひとたび炭水化物の味を覚えると、世界中の炭水化物の味も試してみたくなるものである。
本日はスーパームーン。何か月に関することを言いたいですね。
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一勺水、便具四海水味。世法不必尽嘗。
一勺の水はすなわち四海の水味を具(そな)う。世法ことごとくは嘗むるを必せず。
柄杓に一杯の水を飲んでみると、その味は世界中の水の味と同じである。世間の仕組みはすべてを経験して苦しむ必要はない。
少しわかったら、世間との付き合いは少なめにして、さっさと隠棲してしまうに限る。
千江月、総是一輪月光。心珠宜当独朗。
千江の月はすべてこれ一輪の月光なり。心珠よろしく独り朗らかなるべし。
千の川に映っている月は、実際は空にあるたった一つの月の影である。心という真珠は自分一人だけでも明るく清らかに保っておくがよろしい。
まわりの人がどうしているこうしているは関係無いんです。どうせおいらにまわりの人たちのような知恵があるわけでもないのだから。
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「酔古堂剣掃」巻八より。今日は中華料理で昔からの知り合いと交流しましたが、みなさんのお話を聞いていると、おいらが如何に世情に疎くなっているかよくわかります。でももうしようがないので、独自の道を歩んでゆくのである。