夜になるとうごめくひよこデビルたち。彼らは会社とかに行かなくていいのだろうか。
涼しくなったとはいえ、やっぱり精神的には疲れるなあ。
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手っ取り早い「出世の方法」をお教えしましょう。
出世之法、無如閉関計。
出世の法は、閉関の計に如く無し。
世俗から離れるには、やっぱり関を閉ざし、外界と縁を切ってしまうのが一番手っ取り早いであろう。
もちろん、「世の中に抜きんでる」ではなくて、「世俗から出ていく」という意味ですよ。
一園手掌大、草木蒙茸、禽魚来往、矮屋臨水、展書匡坐。
一園の手掌大なる、草木蒙茸(もうじゅん)し、禽魚来往し、矮屋水に臨み、書を展べて匡坐す。
てのひらぐらいの小さな庭があって、草木は生え繁り、鳥は木々に、魚は小川から庭の池に、やってきては去って行く。その池のかたわらに小さな建物を建てて、そこできちんと座って書物を広げている―――
このようであれば、
幾于避秦人世隔。
秦を避けて人世と隔たるに幾(ちか)からん。
「秦を避ける」とは、晋の陶淵明の「桃花源記」に、いわゆる「桃源郷」のひとびとは、秦の厳しい政治を嫌がって隠れ里に移り住んだのだ、というのを前提としています。
かの秦を避けて一般社会から隔絶した土地に住んだ桃源郷のひとびとと、ほとんど同じキモチになれるだろう。
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「酔古堂剣掃」巻十二より。加えてネコがほしいニャけれど、まあそのうち地域ネコが寄り付いてくるでしょう。それではみなさんさようなら。