「この桜吹雪が目に入らニャいか!」と言っていられるのも体力や気力が充実しているからである。
どんどん体力弱ってきて階段が昇れなくなってきているんで、今日も疲れました。まだ火曜日なのにこの疲労度はマズいぐらいである。
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こんなに体力が無くては、夷狄にナメられてしまいます。
不令外夷開易侮之心、是防御之至要也。
外夷をして易侮の心を開かざらしむるは、これ防御の至要なり。
外国のやつらに容易い相手だと侮る心を与えてしまわないようにする、というのが、防御の究極のポイントである。
ところがもしも
辺海防堵、皆不得其法、所陳銃器、皆不中其式、所接官吏、皆凡夫庸人、胸無甲兵。
辺海の防堵、みなその法を得ず、陳(の)ぶるところの銃器、みなその式に中(あた)らず、接するところの官吏、みな凡夫庸人にして胸に甲兵無し。
海岸線につくられた防御用の砦(砲台)がどれもこれも戦術的におかしなことになっていたり、用意した銃砲等の武器がどれもこれも戦法的にそぐわないものになっていたり、外国のやつらに接する官吏どもがみんな大したことの無いやつらで心の中に武力行使の用意が無い。
なんてことになったりしたら、どうなるか。
如此而欲無開夷人侮心、寧可得乎。
かくの如くして夷人の侮心を開く無からんと欲すも、なんぞ得べけんや。
こんな状態で外国のやつらに侮る心を与えないようにしたい、と思ったところで、どうすればいいのだ!
なんだそうです。
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佐久間象山「省侃録」より。気力が無い上に体力も無いのでは、幕末なら外夷にやられてしまっていることであろう。もうダメだ。