戦国ぶた軍団の旗本を務める精鋭たち、カエル忍者やもぐ軽である。体調が悪いのかも知れないぐらい動きはよくない。
わーい。やっと週末でぶー。
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宋の時代のことです。福建・福州の亀山彌光禅師、堂に上って僧侶たちに言った。
夢幻空花、何労把捉。得失是非、一時放却。
夢幻と空花、何ぞ把捉に労(つかれ)んや。得失と是非、一時に放却せよ。
「夢やマボロシ、目の前にチラつく飛花などを捉えようとして苦労するのは如何なものか。得したとか損したとか正しいとか間違っているとか、全部一度に捨て去ってしまえ!」
そう言って、
擲下払子。
払子を擲下す。
手にしていた払子を放り出した。
そして僧侶たちを見回して、
山僧今日已是放下了也。爾等諸人又作么生。
山僧は今日、すでにこれ放下し了せり。なんじら諸人また作么生(そもさん)。
「わしは本日ただいま、ここに捨て去りおえた。おまえたちみんなはどうするのか!?」
僧侶たちは答えられず、無言であった。
禅師はなおぎろぎろと僧侶らをにらんでいた。
・・・・が、誰も答えません。
しばらくして、禅師は
遂喚侍者言、収取払子。
ついに侍者を喚(よ)びて言う、「払子を収取せよ」と。
とうとう侍者の僧を呼び寄せて、
「すまんが、その払子を拾ってくれ」
と言った。
おしまい。
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「聯灯会要」巻第十七より。みなさん週末ですからちょうどいい、ここから何か学ぶことがあったら学び、感ずることがあったら感じてください。
おいらはせっかく週末になったのに、体調変でぶぞ。まずいでぶ。