一年中おめでたいやつは一年中あたたかく生きているのかもしれないが・・・。
今日も流れで飲み会になってしまう。メンバーは一昨日とほとんど同じのような感じ。
毎日毎日、酔っている間はいいのですが、醒めると寒さが身に染みるぜ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
天気が寒いと心も寒くなってまいります。
人稟天地之気以爲生。故人身似一小天地、陰陽五行、四時八節、一身之中、皆能運会。
人は天地の気を稟けて以て生を為すなり。故に人身は一の小天地に似、陰陽五行、四時八節、一身の中にみなよく運会す。
ニンゲンは天と地の精気をもらって生まれ、生きるものである。それゆえ、ニンゲンの体は一つの小宇宙のようになっているのだ。陰と陽の変化、木・火・土・金・水の五行の要素、春夏秋冬の四季や立春・春分・立夏・夏至・立秋・秋分・立冬・冬至の八節の季節の変化、これらが一身のうちにすべて備わり運動しているのである。
人生について思い起こしていただきたい。
始生至十五六、春也。十五六至三十余、夏也。三十至四十余、秋也。五十六十則全是冬景矣。
始めて生まれてより十五六に至るは、春なり。十五六より三十余に至るは、夏なり。三十より四十余に至るは、秋なり。五十、六十はすなわちすべてこれ冬の景なり。
生まれ出てから十五六歳までは、天地では春に当たる年代だった。十五六歳から三十余歳までは、夏だった。三十歳から四十余歳までは、秋であり、五十歳六十歳はすべて冬景色である。
まあそんな感じですかね。
二十歳以前、病一番、長成一番、若四十歳以後、病一番、則衰老一番。猶之春時、雨一番、暖一番、秋時、雨一番、涼一番也。
二十歳以前は、病むこと一番なれば長成すること一番、もし四十歳以後ならば、病むこと一番なれば衰老すること一番なり。なおこれ春時には、雨一番すれば暖かきこと一番、秋時には雨一番すれば涼すること一番なるがごときなり。
二十歳以前は病気するごとに大人になっていくが、四十代以降は、病気するごとに老い衰えていくのだ。ちょうど、春には雨が降るごとに暖かくなり、秋には雨が降るごとに寒くなってくるのにそっくりである。
わたくしのような年老いたモノにはもう冬景色しかないんです。しずしずと埋もれていくのか、吹雪に凍っていくのか、の違いぐらいである。
・・・・・・・・・・・・・・
清・銭梅渓「履園叢話」巻七「臆論」(勝手な意見)より。本当に勝手な意見でありますが、わたくしがもう冬景色であるのはそのとおりであります。毎日の会合で雪だるまのように体重増えてきているし。(→こちらも参考にして下さい)28.10.18