本日は土曜日なんで本来形に戻ってにやにや過ごしていたら、
「こんにちはでにょろん」
と客が来た。
(やつらか!)
と一瞬身構えたが、この特徴的な語尾は、かねてより知り合いの無気力少将(うつけの少将)である。
「何をしに来たのじゃ」
「寒さをしのぎに来たのでにょろん。西方の賢者アル=イーサも来たでにょろん」
なんと、古い知合いの賢者アル=イーサまで来たとは。
「よし、それではヌカ粥でも御馳走してしんぜよう。ついでに退屈だろうから、ぶた肝冷斎紙芝居を見せてやるでぶー」
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本日は「あひるがーがー四がーがー」の巻をやります。
「ガー」「ガー」とアヒルの子がやってきました。
「おいらたちの領地にするでガー」と上陸してきたぞ。
「ぴよぴよ」「なんでぴよ」とヒヨコも集まってきました。
正々堂々と爭いましょう。
@とBはヒヨコ→アヒル→ヒヨコ→アヒルの順で、AとCはアヒル→ヒヨコ→アヒル→ヒヨコの順でサイコロを振って、矢印の方向に進んでください。ぶつかったところで中心線を越えている方が優勢となります。真ん中で出会ってしまった場合は引き分けです。@〜Cのうち優勢の多い方の勢力が勝ちになり、この場所を領地にできます。なお、優勢が2対2で同点の場合は、それぞれの確保したマスの数を数えて、多い方の勝ちになります。
さあ、正々堂々と、レディー、ゴー!
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コケー!
うわー、巨大ニワトリが乱入してきました。ここは自分の領地だと主張して、ヒヨコもアヒルも追い出されてしまいました。
おしまい。
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「おしまいでにょろん」「ぼ、ぼくなんかダメなんだ、ボクはダメ賢者だから・・・」「まあ新聞紙の布団でもかぶって寝ていきなされ」
というわけでわれわれは寝ることにします。