コップ酒を飲んで、立ち飲み酒場でとぐろをまくモグとぶた天使。生死を超越した方々である。
月曜日。疲れましたあ。あとまだ四日もあるのか。絶望してしまいますよ・・・。
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平日にこそ、生きるとか死ぬとかいうことも考えてみたいと思います。
欲識生死譬、 生死の譬えを識らんと欲せば、
且将氷水比。 しばらく冰水の比を将いん。
生きること、死ぬことについて、何にたとえればよろしかろうか。
とりあえずは、氷と水の関係を使ってみることにいたしましょう。
水結即成氷、 水結ぼおれば即ち氷と成り、
氷消返成水。 氷消(と)くれば返って水と成る。
水が固まって結合するとすなわち氷になり、
氷が融けると水に戻る。
ただそれだけ。
固まるか融けるかは、外界の影響による。あたたかくなろう、とか、冷たくなろう、と水が考えるわけではない。
生と死もまったく同じことですよ。
已死必応生、 すでに死すれば必ずまさに生まるるべく、
出生還復死。 生に出づれば還ってまた死す。
死んでしまったならば、必ずまた生まれてくることになるし、
生まれ出でたらかえってまた死ぬことになるわけです。
氷水不相傷、 氷水相傷つくることなく、
生死還双美。 生死またふたつながら美(よ)し。
氷と水は、互いに損ないあうような間柄ではなく、
生きると死ぬるとは、これもまた、どちらもすばらしいものである。
位相の変化みたいなもので生死を説明する、ということであろうか。
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「寒山詩」より。
(*´▽`*) よかった。こちら側もあちら側も、どちらもすばらしいのだ。急いであちら側に行ってもしいし、もう少しこちら側にいてもいいみたいです。どうしようかなあ。