ぶた仙人。ごはんの代わりにカスミ飯を毎日たらふく食って、ふとっている。
ムシムシしてまいりました。
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すかっといきたいですね。
そこで老師に質問です。
如何是大道之源。
如何ぞこれ、大道の源は。
「大いなる仏道の根源はどうなっておりましょうか」
老師答えていわく、
掘地覓青天。
地を掘りて青天を覓(もと)む。
「おやおや、地面を掘って、青空を見つけよう、とするやつが来たぞ。」
仏道の根源なるものは、頭の上の青空にように誰にも明々白々なものなんでしょう。それをわしに問うとは、地面を掘って青空を探すようなことである、と言ったのである。
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「景徳伝燈録」巻十三より。老師は、宋の初めごろの名僧、汾陽の無徳善昭禅師であられる。イヤミっぽくてすかっとしますね。