「サルさん、おれたち僧兵は、やはり時代遅れの無用の長物なんでぶかね」とシゴトのグチをいうぶた僧兵である。
今日は雨で、これで花はほぼ終わった(東京は)。しかし今週が終わるまでにはまだ三日もあるのである。
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はやく週末になって、山の中などに入りたいなあ。
山中覚此身不可無。
山中にてはこの身の無かるべからざるを覚ゆ。
山の中など隠棲先では、自分自身は無くてはならない存在だと思えるのである。
ところが、
城郭中視此身為贅。
城郭中にてはこの身の贅たるを視る。
町の中、職場などでは、自分自身が余計なものであることがわかるのである。
ずっと山中にいればいいんだなあ。
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明・陳益祥「潜穎録」より。
若いころはハタラクことによって社会に空いた穴を埋めているんだ、と思えていたんです。今は、そんなことないらしい、と思うようになってきました。誰かのジャマをしてしまっているんだろうなあ。申し訳ないなあ。