成29年3月1日(水)  目次へ  前回に戻る

コドモの世界にしゃしゃり出るサルおやじ。大人の目からコドモの世界を見れば、すべてはお見通しのようによく見える・・・のだろうか。

今日は会社には行った。しかし何事が起こっているかもあんまりわからないので、ほとんど何もせずに一日無為に過ごした。なんか不安である。しかし、大きな目で見れば万物は一体であるのでわれわれニンゲンの小細工などは何の役にも立たないのだから、無為自然に暮らして、すべてのことはあるがままに受け入れればいいのではないだろうか・・・という結論に達して今日は寝てしまおう。

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天地中万物、人倫中万情、世界中万事、以俗眼観、紛紛各異。

天地中の万物、人倫中の万情、世界中の万事は、俗眼を以て観れば、紛紛としておのおの異なれり。

天地のあいだのあらゆる存在、人間同士のあらゆる感情、世界のうちに起こるあらゆる出来事―――

世俗のひとびとの目には、さまざまにいろんなことがあるものだ、と見えるであろう。

けれど、

以道眼観、種種是常。

道眼を以て観れば、種種これ常なり。

道に目覚めた目には、どれもこれもすべて永遠の相の一面に見えるものだ。

何煩分別、何用取捨。

何ぞ分別を煩わせ、何ぞ取捨を用いん。

どうして区別しようとするのか。どうして(選別して)大切にしたり棄ててしまったりするのか。

全部そのまま受け容れればいいんですなあ。

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うはははは。「菜根譚」後集86則。たとえ不安ではあったも、何にもしないで暮らすとシアワセだなあ。明日も仕事がなんにもありませんように。

あ、そうだ。岡本全勝さんのHPでわざわざ肝冷斎のことを書いてくれてます。「肝冷斎に春が来た」というのです。春が来れば冬眠から目覚めて現実に戻らねばならないのであるが、肝冷斎は戻るべき現実さえないので、戻りませんよー、だ。

 

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