枕を高くして安眠するアンコウくん。もともと深海魚のため掛け布団は要らない。
まだ水曜日。あと二日も朝ちゃんと起きて出勤しなければならないとは。
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一更二更又三更、 一更、二更、また三更、
輾転徘徊睡不成。 輾転、徘徊して睡り成らず。
午後六時から夜が始まり、午前六時に終わるとします。この間の十二時間を二時間づつに分けるのが「更」という時間の数え方で、一更は午後六時から二時間経った午後八時、二更はさらに二時間経った午後十時、三更で午後十二時。
午後八時、午後十時、もう夜半の十二時になりましたが、
ごろごろし、うろうろして、なかなか眠りつけません。
四五更時才合眼、 四五更時にわずかに眼を合わせ、
夢魂環繞五尖星。 夢魂は環繞す、五尖星(ごせんせい)。
午前二時とか四時になって、やっと目を瞑ったが、
夢を見た、夢の中でおれの魂は、五芒星のまわりをぐるぐるめぐるばかりだった。
「五尖星」は五つのとんがりのある星のマークです。ユダヤのマークや安倍晴明の家紋・五芒星(ペンタグランマ)として有名ですが、ここでは紅地に金の五芒星を配したベトミン旗(現代のヴィエトナム共和国旗)のことです。
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越南・胡志明(ホ―・チミン)「睡不着」詩(「獄中日記」所収)。1942年11月、広西の獄中での作であります。
革命家のツラい日々とは比ぶべくもありませんが、夜寒くなってきたので眠れない。眠れるのですが、おしっこに起きてしまいます。そして朝は出勤したくないのでなかなか布団から出られない。早く週末になって「わーい、今日は出勤しなくていいのだなあ」と飛び起きたいものである。
このたび入手した「三次元ぶた」。今度某企業から売り出される(カモ)。