ひと時の雨ならば楽しむこともできようが・・・。
明日もまたひどい人生に突入。なんでこんなにツラいのか。
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ああ、もうあの春の日にもどることはないのだろうか。
夜来皓月纔当午、 夜来の皓月、まさに午に当たり、
重簾悄悄無人語。 重簾悄悄として人語無し。
夜も更け、白い月はちょうど南の空にある(深夜なのだ)。
重いすだれはしおしおと垂れ、ひとの声など聞こえない。
深処麝烟長、 深処に麝烟長しえに、
臥時留薄粧。 臥時も薄粧を留どむ。
お屋敷の奥のお部屋では、麝香のけむりはまだ消えず、
横になっても眠り得ず、薄い化粧をほどこしている。
↑という美しいひとの独り語りが↓の言葉。
当年還自惜、 当年また自ずから惜しむも、
往事那堪憶。 往事、那(な)んぞ憶うに堪えん。
「あのころのことはやはりいとおしいけれど、
過ぎてしまったこと、思い出すにも耐えがたい」
と寝られぬうちに、時は過ぎ、
花露月明残、 花露に月明残り、
錦衾知暁寒。 錦衾に暁寒を知る。
花に置いた露に、月の光が残っている(夜明けが近いのだ)が、
美しいふとんの中で、朝まだきの寒さに震えている。
もう戻れないのだ。
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おいらももう二度と春の来ない絶望的な日々の連続。まいっております。