闘志を持って立ち向かう・・・ような精神力無し。
つらい日々続く。( ;∀;)
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「士大夫」のみなさんに申し上げておきます。
無功而食、雀鼠是已。
功に無くして食らうは雀・鼠これのみ。
役に立たないくせに飯だけ食っているのは、スズメとかネズミだけである。
肆害而食、虎狼是已。
害を肆(ほしい)ままにして食らうは虎・狼これのみ。
好き放題に害を与えるくせに飯は食うのは、トラとかオオカミだけである。
ほう。
これはわたしどもシモジモではなく、
士大夫可図諸座右。
士大夫はこれを座右に図するべし。
知識人であり支配者階級である「士大夫」はこれを席の右側に書いておかねばならない。
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つらいときは思わず呻き吟じてしまいます。そこで今日も「呻吟語」より。
「士大夫」をゲンダイ日本語に訳すのはなかなか難しくて、我が国にはこれに当たる地位というのが無い・無かったのではないか、と思います。
少し前の昭和のころの本を見ると「官吏」と訳していたり「知識人階級」と訳したり「読書人」とか「さむらい」とか訳したりしていますが、いずれも「士大夫」よりは「いいもの」ではないかと思います。最近はやりのコトバでいうと「エスタブリッシュメント」とか「上級国民」とかいうのが近いんですかね。ちなみに、上記で「これを座右に書いておけ」と言われているのは、国民を支配し、国民の税金でメシを食う「お役人」がいちばん近いのだと思います。よし、今度どこかのお役人のところにこのコトバを書いて持って行ってみよう。座右に置いてくれるカナ?