トラクターを駆るじゃがおやじ。やつにはシゴトに誇りがある。だが、おれには・・・。
明日の仕事は特段にキツそうである。おそらくかなり責められることであろう。
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へへへ。
むかしのひとのコトバに次のようなのがありやす。
世間無一処無払意事、無一日無払意事。
世間に一処も意に払(もと)るの事無きは無く、一日も意に払るの事無きは無し。
「払」は「もとる」、「意にもとる」で「思い通りになるらない」の意。
世の中にはどこにも、何事も思い通りになるという場所はありませんし、一日として何事も思い通りにいくという日はありません。
そんな中では
惟度量寛宏、有受用処。彼局量褊浅者、空自懊恨耳。
ただ度量寛宏なれば、受用の処有り。彼(か)の局量褊浅(へんさん)なる者は、空しく自ら懊恨(おうこん)を懐くのみなり。
ただ、胸の内の度量を寛大に広くとれば、どんなことでも受け入れて用いることができるのです。
度量が狭く浅いひとたちは、いつも空しく悩み後悔しているばかりである。
ということですので、お偉方にはどうぞ度量をお広くお持ちいただきたいものでやんす。へっへっへ。
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「呻吟語」第124則。
へへへ。どうせ失態を仕出かすのでやんすから、どうしても卑屈になってしまうのでやんす。