うわあ、捕まったでぶーん。
ほんとに進退窮まる。明日破裂する。
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「多少箴」(「多いと少ないの箴言」)というものがあります。誰の作ったものかはわからない。
曰く―――
1 少飲酒、多啜粥。
少しく飲酒し、多く粥を啜(く)え。
お酒はあまり飲まずに、粥をたくさん食え。
からだによいかも。
2 多茹菜、少食肉。
多く菜を茹(く)い、少しく食肉せよ。
野菜をたくさん食べて、肉はあまり食うな。
これもからだによさそうですね。
3 少開口、多閉目。
少しく口を開き、多く目を閉ざせ。
あんまり語らず、できるだけ(人の行動を)見ないようにせよ。
「言わざる」「見ざる」です。
4 多梳頭、少洗浴。
多く頭を梳り、少しく洗浴せよ。
頭に櫛をいれるだけでがまんして、あんまり風呂に入るな。
疲れるからでしょうか、風呂は贅沢だからか。
5 少群居、多独宿。
少しく群居し、多く独宿せよ。
あまりひとびとと交わらず、できるだけひとりで寝るようにせよ。
これはそのようにしております。
6 多収書、少積玉。
多く書を収め、少しく玉を積め。
書物をたくさん集め、宝玉はあまりたくわえなくてよろしい。
これもそのようにしております。
7 少取名、多忍辱。
少しく名を取り、多く辱しめを忍べ。
名声はあまり欲しがらず、いつも屈辱を耐え忍べ。
そのようになってしまっております。
8 多行善、少干禄。
多く善を行い、少しく禄を干(もと)めよ。
善いことをたくさんして、収入はあまり欲しがらないように。
そして、
便宜勿再往、好事不如無。
便宜再び往くなかれ、好事無きにしかず。
うまくいったことはもう一度しようとするな、いいことは起こらない方がよろしい。
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明・眉公・陳継儒「巌棲幽事」より。
勉強にはなりますが、焦眉の仕事上の問題は解決できない。風呂入って寝ます。明日が来ませんように。
もはや進退窮まったでぶーん。