「そろそろ桃郷生活に見切りつけるべきでワンかも」「そうでモンキかも」
昨日は郷里で兄貴や弟とスキヤキ食った。
・・・・・・・・・・・・・・
今日は桃郷でひとり、牛丼でも食おうかと牛丼屋に入ったところ、これは驚き、その店は明治の牛鍋屋でありました。
二階で書生っぽたちが詩をうたい、慷慨しながら飲んで食っている。
その詩に曰く、
堪笑世間走利人、 笑うに堪えたり、世間の利に走るの人、
孜孜何事自苦辛。 孜孜として何事ぞ自ら苦辛す。
「ほんとにお笑いですよ、世の中のお金儲けに走り回っているひとたちは」
「いそいそと、どういうわけか、自分でツラい苦労をしたがるのだからな」
「わっはっは。わっはっは」
「おい、酒が足りんぞ」
書生眼裡無明日、 書生の眼裡に明日は無く、
嚢底既空酒猶頻。 嚢底すでに空しきも酒なお頻りなり。
「われら書生の眼中には明日のことなど無い。どうなってもいいのだ」
「銭袋の中がもう尽きてお金が無いのに、それでもまだしきりに酒を注文するぞ」
むちゃくちゃですね。
・・・・・・・・・・・・・
明治22年の詩「登牛舗即興」(牛舗に登る、即興)。さて、この詩の作者は誰でしょうか。この人は明治四年の生まれなので、まだこの年十八歳です。亡くなったのは明治四十四年。
日本史の教科書にはおそらく必ず載っているレベルの有名人ですよー。(答え合わせは明日・・・腹いっぱいになってて忘れていたが、明日は月曜日か・・・)