月曜日からくま印栄養剤を飲んでがんばるおー!
・・・やっと一日終わって帰ってきたけど、まだ月曜日なんでちゅよねー。オトナはすごいなー、こんなの金曜日まで続けるんだからなー。
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ご本でも読んで寝ようっと。
1)桂献丹、字は赤初という人は、
貧而嗜書、不屑世故。
貧にして書を嗜なみ、世故をいさぎよしとせず。
貧乏であったが読書を好み、世間をうまくわたっていくような生き方をいさぎよしとしなかった。
そして、
見人急難、竭力扶済。
人の急難を見れば、力を竭(つく)して扶済す。
誰かが明日をも知れずに困窮しているのを見れば、精一杯助けてやるのであった。
しかし一方、一緒に勉強したひとたちや、学問を教えた若いものの中には出世したひとも多くいたが、彼らとは縁を切ってしまい付き合いをしないのである。
或勧之。
あるひと、これを勧む。
あるひとが、「お偉くなられた方々ともう少しお付き合いをされたら・・・」と諫めたことがあった。
すると献丹は、
生平惟有傲骨耳。
生平、ただ傲骨(ごうこつ)あるのみ。
「(そうはしたいのだが)わたしには、人に頭を下げようとしても、つっかえて邪魔する骨がありましてな」
と答えて、にやりと笑った。
―――これが言いたくてそういう生き方をしていたのではないだろうか。
2)江蘇・松江に黄祖というひとがいた。
年近九十遊名勝。
年九十に近くして名勝に遊ぶ。
九十歳近い年齢だが、あちこちの名勝地に旅行しに行くのであった。
「そのお年で、ご丈夫なことでございますな」
と問うと、にやにやしながら口を開くのだが、
其舌長五六寸、可巻至眼。
その舌の長さ五六寸、巻きて眼に至るべし。
彼の舌の長さは20センチメートルぐらいあり、巻き上げると自分の目を舐めることができた。
その舌をぺろりと出して、
善歩一日能行三百里。
善く歩き、一日によく三百里を行く。
「わしは歩くのが得意で、一日で三百里ぐらいは歩けますからなあ」
と答えるのであった。
―――清代の一里は600メートル弱、なので、三百里は170キロメートルぐらいです。かなりすごい能力である。
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清・鄭仲夔「冷賞」巻八より。オトナたちはすごいなあ。
お、もう遅いから寝るか。コドモが夜更かしちてると怒られまちゅからね。それにしても、こんなのばかり読んでにやにやして生きていたいものでっちゅ。ずっとコドモのままで。