←頭の中で不安がタコのように増えてきた!
ふと気が付いたらもう明日は月曜日だ。明日への不安で心がいっぱいに。(T_T)。 明日は会社に行っても、黙って一日中座っているぐらいしかできないと思う。
そのことを誰かに批判されたら、以下のように対応の予定。
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雷隠翁、名本。黙坐終日。
雷隠翁、名は本。黙坐すること終日なり。
雷隠翁という方がおられた。名は本という。黙って一日中、座っているのであった。
或誚其痴。
あるひと、その痴を誚(せ)む。
あるひとが、「あのじじいはあほうだな」と批判した。
すると、翁、笑いて曰く、
終不以吾痴易爾黠。
ついに吾が痴を以て、爾の黠(かつ)に易(か)えず。
「わしはあほうで結構じゃ。おまえさんらのようにずるがしこくはなりたくない」
と。
ああ。
世、必ずしも痴の多きことを患えず、黠の多きことを患う。
この世にあほうがたくさんいることは問題ではない。ずるがしこいのが多いのが問題なんだ。
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植木枝盛「無天雑録」四巻上より。明治十五年(1882)七月二十日の日録です。
翌二十一日には
植木枝盛曰ク、植木枝盛ノ糞ハ万国ノ帝王ノ頭ヨリモ尊シ
と書いているそうです。