読書でもしたまえワン。
今日も雨であった。心はいやましにウツウツ。おもちろいことないかなあ・・・。
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唐の義山・李商隠が
「うっしっし。こんなのおもちろいカモ」
と、「雑纂」というタイプの書物をはじめました。一言でいえば「物尽くし」です。一つの題を立てて、それに該当するものを次々と挙げていく。
殺風景(がっかりさせる情景)
○花間喝道(花の間で怒鳴り散らす)
○看花泪下(花を見ながら涙を流す)
○苔上舖席(苔の上にわざわざむしろを敷いて座る)
○斫却垂楊(切り倒されたしだれやなぎ)
○花下晒褌(花の下にふんどしが干してある)
○游春重載(春のピクニックに重い荷物を持って出かける)
○石筍繋馬(鍾乳石に馬をつなぐ)
○月下把火(月明りの下でたいまつを持つ)
○妓筵説俗事(妓女もいる宴席でしごとのことを話し合う)
○果園種菜(果樹園に野菜を植えてある)
○背山起楼(山を背にしてたかどのを作る)
○花架下養鶏鴨(花壇の下にうるさいニワトリやアヒルを飼う)
○歩行将軍((騎馬せず)徒歩の将軍閣下)
これを見て、
「これはおもちろちょうなので、おいらもやってみまちゅう」
と宋の王玉山が「雑纂続」というのを作った。
阻興(楽しみだったのに邪魔される)
○訪妓有客(なじみの妓女のところにいったら先客がいた)
○便風無帆(待っていた風が吹いたのに帆が無い)
○玩月被雲遮(月を見ていたら雲にさえぎられた)
○游山遇雨(山歩きしていたら雨に降られる)
○元宵大風雨(正月祭りに暴風雨)
○新婚忽有疾(結婚直後に病気になった)
○花時多事(花のさくころ忙しい)
○賞花聞隣家哭声(花見していたら隣の家で誰か亡くなった)
○点心処饅頭来尽(軽食を食べようとしたらまんじゅうが無くなっていた)
○賭銭処燭滅(かけごとをしているときに蝋燭が尽きてしまった)
これを見て、
「わーい、おいらもやりまちゅう」
と宋の蘇東坡が「雑纂二続」を作った。
説不得(言いたいけれど言えない)
○唖子做夢(口のきけない人が夢を見た)
○挙子就試偶疏脱(挙人が試験をうけて、恥ずかしいミスを犯した)
○医人自病(医者が病気になった)
○行奸被窘辱(悪事の最中にひどい目にあった)
○賊被狗咬(盗みに入って犬に咬まれた)
○処子懐孕(処女のはずが懐妊した)
○教駿兵士落馬(優秀な兵士に落馬を教えること)
○被人冤枉(人から罪を着せられたとき)
(以下略)
これを見て、
「わーい、おいらもおいらも」
と明の黄允文が「雑纂三続」を作りました・・・が、飽きてきたので今日のところはもうおしまい。
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「雑纂」類はめんどくさいのでこちらにまとめておきます。参考にちてねー。