まあがんばりニャされ。
やっと木曜日。しかしシゴトは遅遅として進まず。今週の解決はムリである。
シゴトの解決はいいのですが、↓の問題につきましては、今週はムリでも今月、いや今年、いや今生のうちに必ず・・・。
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むかしむかし、ほとけさまがわたしらに向かっておっしゃいました。
―――水に流れて行くあの木切れを見なさい。
わたしらは見ました。
すると、ほとけさまはおっしゃいました。
不触両岸、不為人取、不為鬼神所遮、不為流所住、亦不腐敗、吾保此木決定入海。
両岸に触れず、人の取るところと為らず、鬼神の遮るところと為らず、流の住(とど)むるところと為らず、また腐敗せずんば、吾、この木の決定して海に入らんことを保(ほ)せん。
あの木切れが、両岸に打ち上げられないとしよう。誰かに取り上げられてしまわないとしよう。精霊たちにさえぎられてどこかで止ってしまわないとしよう。渦巻きに巻き込まれて一か所に止まってしまわないとしよう。さらに、腐敗しないとしよう。
そうであれば、わたしは保証しよう、あの木切れは必ず海まで流れていく、と。
黙ってうなずく者、「なるほど」と声をあげて理解する者もいましたが、わしら下根の者は
「は、はあ・・・」
とほとけさまが何を言いたいのかわからずに、ほとけさまを見るばかり。
ほとけさまは、微笑みながらわたしらに教えてくださった。
―――おまえたち、あの木切れは、おまえたち仏となる方法を学ぶ者なのだ。
学道之人、不為情欲所惑、不為衆邪所嬈、精進無為、吾保此人必得道矣。
道を学ぶの人、情欲の惑わするところと為らず、衆邪の嬈(たぶら)かすところと為らず、無為に精進せば、吾、この人の必ず道を得んことを保せん。
仏となる方法を学ぶひとが、情欲に惑わされることがなく、もろもろの邪悪なモノどもに誑かされることもなく、一心に悪業を作らないように努めるならば、わたしは保証しよう、その人は必ず仏となることができる、と。
情欲に惑わされないようにしたり、邪悪なモノどもに誑かされないように気をつけることなら、わたしどもにも出来るカモ知れません。
「よし、がんばろう」
とわたしどもも思ったものにございます。
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(伝)後漢・迦葉摩騰等訳「仏説四十二章経」第二十七章。なんとかしたいものです。いや、今回で必ず何とかするのだ・・・。