現実なんかキラいだワン
平日はじまりました。これはたいへんな週になるよ。(T_T)
なので、現実から逃避して自由な世界に行きまーちゅ。うっしっし。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・ああ、ここはあたたかい春の国だなあ。
水自天辺落、 水、天辺より落ち、
花浮谿上流。 花は渓上に浮かびて流る。
水は(滝となって)天の方から落ちて来る。
花は渓の上流から、水に浮かんで流れて来る。
その小川のほとりで、
一琴征馬客、 一琴、征馬の客、
春風任去留。 春風に去留を任す。
一張の琴をかかえ、馬に騎ったたびびと、
行くも帰るも春風のままに。
用事がないから、風のむくままに行けるんですなあ。
・・・・・・・・・・・・・・・
岡田米山人(おかだ・べいさんじん)「題携酒遊景図」(酒を携えて遊景するの図に題す)。
米山人は延亨元年(1744)の生まれ、大阪で米屋を営んでいたらしいが、それが世襲なのか彼の起業なのかは不明らしい。名は国(←一字ですよ)、通称は彦兵衛、自ら米搗きの石臼を踏みながら読書し、伊勢津藩の大阪蔵屋敷留守居役の下役なども務めたという。文政二年(1820)卒。
上掲の詩は、七十三歳の時に自分の描いた絵に題したものだそうです。
少し後輩の田能村竹田(たのむら・ちくでん)に
書画ともに甚だしくは巧みならず、しかも卒然として天趣肺腑より出づ。
書も絵もそんなにはうまくなかったが、そのまま、天来のおもむきが腹の底から出てきたような作品を画いた。
と評さる。
・・・とりあえず今日のところはこの詩の世界に「心」だけ逃避するだけで許してやりまちゅが、明日も同じようにたいへんなら、また物理的に逃避することといたちまーちゅ。