平成27年5月11日(月)  目次へ  前回に戻る

現実なんかキラいだワン

平日はじまりました。これはたいへんな週になるよ。(T_T)

なので、現実から逃避して自由な世界に行きまーちゅ。うっしっし。

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・・・ああ、ここはあたたかい春の国だなあ。

水自天辺落、 水、天辺より落ち、

花浮谿上流。 花は渓上に浮かびて流る。

 水は(滝となって)天の方から落ちて来る。

 花は渓の上流から、水に浮かんで流れて来る。

その小川のほとりで、

一琴征馬客、 一琴、征馬の客、

春風任去留。 春風に去留を任す。

 一張の琴をかかえ、馬に騎ったたびびと、

 行くも帰るも春風のままに。

用事がないから、風のむくままに行けるんですなあ。

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岡田米山人(おかだ・べいさんじん)「題携酒遊景図」(酒を携えて遊景するの図に題す)

米山人は延亨元年(1744)の生まれ、大阪で米屋を営んでいたらしいが、それが世襲なのか彼の起業なのかは不明らしい。名は国(←一字ですよ)、通称は彦兵衛、自ら米搗きの石臼を踏みながら読書し、伊勢津藩の大阪蔵屋敷留守居役の下役なども務めたという。文政二年(1820)卒。

上掲の詩は、七十三歳の時に自分の描いた絵に題したものだそうです。

少し後輩の田能村竹田(たのむら・ちくでん)に

書画ともに甚だしくは巧みならず、しかも卒然として天趣肺腑より出づ。

書も絵もそんなにはうまくなかったが、そのまま、天来のおもむきが腹の底から出てきたような作品を画いた。

と評さる。

・・・とりあえず今日のところはこの詩の世界に「心」だけ逃避するだけで許してやりまちゅが、明日も同じようにたいへんなら、また物理的に逃避することといたちまーちゅ。

 

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