「感情無い方がいいカモにゃ」
月曜日終わった。つらいシゴトで、おいらはコドモながら感情無しとなりまちた。
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自然に親しむ詩でも読んで、再び感情を取り戻そうとちまーちゅ。
いい天気であったかいので、
小橋坐濯足。 小橋に坐して足を濯う。
澗狭水流急。 澗(たに)狭くして水流急なり。
小さな橋に座って、水に足を浸ける。
谷は狭いが、(そこそこ水量があって)水流は速い。
ばしゃばしゃ。
コドモっぽく足をじゃぶじゃぶいたちまちゅ。
思いますに、
源頭夜雨多、 源頭に夜、雨多からん、
落花漾紅湿。 落花、紅湿に漾(ただ)よう。
水源のあたりに、夕べよく雨が降ったのかニャア、
落ちた花びらがたくさん漂い、川はしっとりと赤く色づいている。
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宋・趙必漣「濯足」(「宋詩紀事」巻85所収)。
いいでちゅねー。
天地(あめつち)のいみじきすがた見し時しわが持つ命かなしかりけり (若山牧水)
でございます。限りある命の閧ノ、自然に親しみたいものでございまちゅなー。よし、感情も沸いてきまちたし、明日から自然に親しむために旅にでも出るか。
作者の趙必漣、字・仲連は崇安のひと、姓を見ればわかりますように宋の皇族の出身ですが、第二代・太宗皇帝の十代目の子孫だということで、本家からはだいぶ遠い。「倚梅吟稿」という詩集があったそうですが、現代に伝わるのは、清の殊Lの編集になる「宋詩紀事」が引用した、この愛すべき五絶一首だけでありまちゅ。