←平静を装っているが実はびびっている
昨日から更新をさぼってかずさ方面をさまよっておりましたが、明日はもう月曜日。出勤だ。
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六朝のころ、蔡裔というひとがあって、このひとは「勇気」があったそうです。
この「勇気」はゲンダイ日本の「勇気」と少し語感がちがって、「強い気の力」というような意味になりましょうか。
「勇気」があるので、
声若雷震。
声、雷の震するがごとし。
声が、まるでカミナリが落ちたかというぐらい、大きかった。
のだそうでございます。
ある晩のこと、
有二偸児入室、裔拊床一呼。
二偸児の入室する有りて、裔、床を拊して一呼す。
二人の強盗が部屋に入って来た。蔡裔はベッドを叩きながら、「ナニモノだ!」と一喝した。
すると、その声の迫力に、
二盗倶殞。
二盗ともに殞(いん)せり。
「殞」は「死ぬ」。
盗人は二人とも死んでしまった。
そうです。
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伝晋・陶潜「捜神後記」より。
ああ、イヤだなあ。コワいなあ。怒鳴られる方の身にもなってくださいよ。明日もいろいろ怒鳴られるんだろうなあ。